つづきです
                       
                       
                         
12月27日


排水溝に入った クー

動きがなかったので帰宅することにした


帰りの道すがら

クーをどうすればいいのかと考えた

考えたというか

私の考えはもう決まっていたのだが・・・







12月28日



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日中訪れてみると

クーは排水溝から出ていた

餌場になっていた場所から

どんどん離れていくクー

これ以上離れると私有地に入ってしまう




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水を飲む

かなり長い間飲んでいる

腎臓が良くないのかもしれない



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クー! そっち行っちゃダメだ!



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私の願いとは逆に

さらに離れてまた水を飲む

ここは琵琶湖 水には困らないのだ



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帰ってきた!


私の願い通じたのかクーは戻ってきてくれた




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考えはもう前日には決めていた


私は捕獲器を用意して来ている




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リアルに保護活動に関わっている者としては

保護

これ一択だ





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クーは捕獲器を避け 別の排水溝に入った



死期を悟った猫は人目を避け

静かに消えていく

それが自然なんだという考えがある

猫にそれほど関心がなかった頃

私もそうだった


しかし現実は




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想像してほしい


仮にクーがこの排水溝を死地と選んで

ここで亡くなった場合

いずれここは水が流れる時が来て

クーは無残な姿を晒すことになる

山の中で人知れず土に還るのとは訳が違う

都市部で自然に逝くというのはありえない









12月29日




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排水溝の横に捕獲器を設置


クーは2日前からもう食事をしていない

出てきて欲しい

何としてでも捕獲する

私の意志は揺るがない




保護活動家はリアリストだ

ボロボロになった猫を医者に診せ

検査検査治療という

さらに苦痛を与えることに与する


そんなひどい・・・ かわいそうに

そっと逝かせてあげればいいじゃない


中にはそれを無慈悲と捉える人もいるだろう

それでも

たとえ1%でも助かる可能性があるなら

やる




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29日の夜




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クーは まだそこにいた






つづく