本日 午後2時22分
 
くろた(きゃる)は逝きました
                                             
                                             
                                             
ニャンニャンニャンに逝くなんて

くろたは狙ってたのかな




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生前 最後のショット

飼い主さんは動こうとしているくろたを見て

まだお別れが来るのは

先の話だと思っていたそうです


でも別れは突然にやってきた

最後まで動こうとして

(お気に入りの場所に行こうとして)

力尽きた感じだったと仰っていました



飼い主さんは8年間

くろたに餌をやりながら見守ってきました

外にいた頃の くろたはボス猫で

怖いもの知らずだったといいます



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やばかった頃の くろた

私の知らないくろたです



いつも決まった場所で餌を与えていたのが

昨年 ふと姿が見えなくなった

くろたは数百メートル移動して

私がTNRをしていた第3の現場に来ていたのです



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第3の現場で餌やりをしていた人も

こんな猫は見たことがないと




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怪我をしていたため

リリースせずに保護を決定

でも くろたは白血病だった




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くろたはとても人懐こかった



やがてくろたを紹介していた私のブログが

お世話をしていたかたの目に留まり

この子は引き取られることになりました



ご自宅にはすでに2匹の猫を飼っていて

くろたの後にさらに2匹を引き取って

合計3匹になったので

この3匹のために

なんと別に部屋を借りてくださいました




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くろたの幸せな家猫生活は1年半続きます

しかし2カ月前くらいから白血病を発症し

飼い主さんは懸命に看護してくださいましたが

今日 力尽き虹の橋のたもとに行ったのでした




私は思ったのです

きゃるは今日死ぬなんて思ってなかった

まだまだいけると思っていたのではないかと

でも体力もないのに無理に動こうとして

力を使い果たしてしまった

本猫にしてみたら


「あれ? からだうごかないぞ」

「しまった! しっぱいした!」

「おかあさん ごめんね」

「まだいけるとおもったんだけどなあ」


なんてことを思いながら

明るく旅立って行ったんじゃないかと

無責任に想像してしまいました




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外で生きる猫たちの生活は過酷です

でも自分のことを大切に思ってくれる人がいて

安心できる場所があって

そこで旅立って行けるなら

その猫たちは

本当に幸せだったのではないかと思います

きゃるもきっと

その猫たちの中の一匹だったのですね


バイバイ きゃる