福島県双葉郡富岡町
しろとさびが富岡町にやって来たのは
2013年6月
私が初めて会ったのが7月4日
殺処分をぎりぎり免れて
ここにやってきたことも知らずに
しろは無邪気に走り回っていました
2016年
3歳になったしろ
外で飼われていることに
少し抵抗を覚えましたが
ここは通常の場所ではない
原発20キロ圏内
車もほとんど通らないところ
外を自由に駆け回るしろを見ていて
しろはきっと幸せなんだろうと
自分に言い聞かせ
このままずっと何ごとも起こらないで
幸せに暮らしてくれることを願っていました
しろは好きな時に外に出て
好きな時に家の中に入れました
誰にでも良く馴れ
たまにしか来ない私のような者にも
よく懐いてくれました
飼い主さんとの考え方の違いで
避妊手術ができず
やがてどこから来たオス猫と結ばれ
しろとさびは同じ時期に2回のお産をしました
2回目のお産をした時
しろは さびの子どもたちも引き受けることになり
自分の子どもたちも含め
10匹ほどの子どもたちを育て上げました
そのことにより しろの身体はやせ細り
ぼろぼろになってしまいました
このままではしろは死んでしまうと
飼い主さんを説得
そして富岡町にいたら管理も出来ないから
しろはうちに来てもらって療養してもらい
体力が回復したところで避妊手術もして
必ず富岡町に戻すことを約束して保護したのです
予定は3週間
まずは手術に耐える身体になってもらうため
最初の1週間半はひたすら栄養を付けてもらう
そして避妊手術をし
残りの1週間半を術後の療養に当てました
うちのまるとは仲良くしてくれましたが
とら とは微妙
でも居候ということが分かっているのか
決してケンカにはなりませんでした
仲良く しろシロ2ショットは撮れませんでした
ケンカはせずお互い避けてる感じでした
しろはどんどん回復してきました
ちょうど保護していた
オレオとマイラとも仲良く
ふっくらしてきています
抜糸も終わり手術の痕も消えつつあり
お別れの時期が近づいてきました
何度
何度このままうちの子にと
そう思ったか分かりません
しかし しろには飼い主さんがいる
これはどうしようもないことでした
しろ
さびが待ってるから帰ろうか
仲良しの犬の石松も待ってるし
ケージに入る練習もバッチリ
よし 帰ろう!
いしまつ ただいま!
パニックになると困るので
周りの環境をしっかり把握するために
ケージから直ぐには出さずに
様子を見ることにしましたが
しろはまったく問題はありませんでした
さびちゃん ただいま!
ダチョウのももちゃん ただいま!
んー おちつくなあ
ここが あたしのおうち
しろは富岡町に戻りました
これから5年後の2020年
しろは突然行方不明になります
しばらく捜してみましたが
現在も見つかっておりません
たら れば を思えばきりがありませんが
しろは私の心の中で
ずっとしこりとなって残っている
愛しい猫なのです
しろとさびが富岡町にやって来たのは
2013年6月
私が初めて会ったのが7月4日
殺処分をぎりぎり免れて
ここにやってきたことも知らずに
しろは無邪気に走り回っていました
2016年
3歳になったしろ
外で飼われていることに
少し抵抗を覚えましたが
ここは通常の場所ではない
原発20キロ圏内
車もほとんど通らないところ
外を自由に駆け回るしろを見ていて
しろはきっと幸せなんだろうと
自分に言い聞かせ
このままずっと何ごとも起こらないで
幸せに暮らしてくれることを願っていました
しろは好きな時に外に出て
好きな時に家の中に入れました
誰にでも良く馴れ
たまにしか来ない私のような者にも
よく懐いてくれました
飼い主さんとの考え方の違いで
避妊手術ができず
やがてどこから来たオス猫と結ばれ
しろとさびは同じ時期に2回のお産をしました
2回目のお産をした時
しろは さびの子どもたちも引き受けることになり
自分の子どもたちも含め
10匹ほどの子どもたちを育て上げました
そのことにより しろの身体はやせ細り
ぼろぼろになってしまいました
このままではしろは死んでしまうと
飼い主さんを説得
そして富岡町にいたら管理も出来ないから
しろはうちに来てもらって療養してもらい
体力が回復したところで避妊手術もして
必ず富岡町に戻すことを約束して保護したのです
予定は3週間
まずは手術に耐える身体になってもらうため
最初の1週間半はひたすら栄養を付けてもらう
残りの1週間半を術後の療養に当てました
うちのまるとは仲良くしてくれましたが
とら とは微妙
でも居候ということが分かっているのか
決してケンカにはなりませんでした
仲良く しろシロ2ショットは撮れませんでした
ケンカはせずお互い避けてる感じでした

ちょうど保護していた
オレオとマイラとも仲良く
ふっくらしてきています
抜糸も終わり手術の痕も消えつつあり
お別れの時期が近づいてきました
何度
何度このままうちの子にと
そう思ったか分かりません
しかし しろには飼い主さんがいる
これはどうしようもないことでした
しろ
さびが待ってるから帰ろうか
仲良しの犬の石松も待ってるし
ケージに入る練習もバッチリ
よし 帰ろう!
いしまつ ただいま!
パニックになると困るので
周りの環境をしっかり把握するために
ケージから直ぐには出さずに
様子を見ることにしましたが
しろはまったく問題はありませんでした
さびちゃん ただいま!

んー おちつくなあ

しろは富岡町に戻りました
これから5年後の2020年
しろは突然行方不明になります
しばらく捜してみましたが
現在も見つかっておりません
たら れば を思えばきりがありませんが
しろは私の心の中で
ずっとしこりとなって残っている
愛しい猫なのです
コメント
コメント一覧 (5)
もーすさんが連れて帰って守り抜いたから…
その後の猫生があったのだと、思います。
本当に、ありがとうございます🙏
uchino_toramaru
が
しました
ウチも譲渡して行方不明になった子が二匹います。天塩にかけて育てたのに…たくさんの子を看取ってきましたが、やはり最期を見る事も聞く事もなかった小さな命には未だに心が解決できません。願わくばしろちゃんの猫生が素晴らしい続きがあったと思いたいですね。。
優しい顔したオッドアイ またいつかどこかで会ある事を祈ってます。
uchino_toramaru
が
しました
uchino_toramaru
が
しました
ありますよね。
考えると辛くなるので、
その思いを今いる子たちにそそいでいくしかないのでしょうか。
おおたさんの周りの猫たちはしあわせですよ✨
uchino_toramaru
が
しました
でも「飼い主」とは?というのを考えさせられるしろちゃんとさびちゃんの最期の姿でした。
偶然巡り合ってしまった人間がその子の猫生を左右する・・そのことを肝に銘じてもらいたい
出来事でもありました。もーすさんの心中、お察しいたします。
uchino_toramaru
が
しました