浪江町で
 
津波での被害があった地区
                                             
                                             
                                             
東日本大震災によって

15.5メートルという津波に襲われた

請戸地区

犠牲者は182名に上ったといいます

カウントはされていませんが

動物たちの被害も相当数あったことでしょう




一切合切すべてのものを飲み込んだ津波

震災後しばらくは手付かずでのこされたものの

現在は少しずつ

廃棄物処理場

請戸漁港

高く作られた堤防

など部分的にではありますが

復興が進んできています


しかし

現在でもその地に立ってみると

荒れ果てた土地があるだけのような

復興には程遠い印象がぬぐえません




前回の福島訪問で紹介しましたが

その何もない請戸地区に猫がいるという情報があり

今回は時間をかけてリサーチすることにしました





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人も住んでいない

漁港も人が常駐しているような感じではない

かろうじて見かける人は工事関係者のみ

そんなところになぜ猫がいるのか





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コンテナ群

前回同様に下を見て回ったけれど

猫はいません






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休憩も兼ねて

滞在すること2時間余

猫の姿は見えない



が・・・・






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いた!


車で移動していたら発見

すみません とっさのことで

ピントが合わなかった

この後すぐに

猫は茂みに消えていってしまった


いったいどうやって生きているのか

どこで寝て

何を食べているのか





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目撃した近くに「えさ台」設置

がれきなのか? 積み上げた石の上に

設置するしかありませんでした

周りにはイノシシの糞がいっぱいあって

破壊される可能性大ですが

石と石の間に結構な隙間があるため

ひょっとしたら脚を取られて

登ることができないのではないかという

そんな希望も少し



他に設置できる場所がないのです

しょうがない しょうがない

頂上を整地するのに大きい石と格闘

普段から筋トレしていて良かった






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許可なく勝手に設置したので

側面に連絡先と名前を書いておきました



設置後 浪江は暴風雨になったそうですが

設置一週間後に

ボランティアさんに見ていただいたら

壊れずに残っていて安堵

しかし 中のフードには

手が付けられていなかったそうです

気づいて貰えていないのでしょうね



終わったと言いながらの最後の「えさ台」

月に一度になりますが

暫くは見守っていきたいと思います