こねことら
困った時の 子猫ネタ

コイツのおかげでブラインドの あちこちに折り目がつきましたよ
えっと今 とらまる絵葉書製作を画策中です
売って売って売りまくり 9月に来るココアの車検代を稼ぎたいと思います
もっと儲かったらランボルギーニに買い換えるかもしれません
津浪地区
あらゆるものを海に持っていってしまった津波
しかし かろうじて残った家もあります
今回は楢葉町の津波地区のお話
楢葉の穏やかな海です
この季節 6:00AM でこの日の高さ
天候曇り
楢葉町の給餌ポイントでお世話になっている方
前回紹介した矢内さんが撮影された津波のムービー
https://www.youtube.com/watch?v=m1l3A17b2Q4
同じ場所に立ってみました
(同じ日の夕方撮影)
左奥に見える排気塔は 広野火力発電所
写真に写っている一帯は すべて津波に飲み込まれています
ここで矢内さんは ご自分の家が流されていくのを目撃します
何とか止まってくれ!
そう思いながら・・・
可愛がっていた猫も犠牲になりました
残してきてしまった猫たちへの申し訳なさ
(もっとも自由に外を出入りしていた猫などは簡単に捕まるものではありませんでした)
その想いで 住民の方と交渉してくださり
現在の何箇所かの餌場が確保されているのです
高台方面を 津波で決壊した堤防から見たところ
ムービーからでも分かるように 少々の高さでは意味を成さない堤防
といって無くすわけにもいきませんが・・・
恐ろしい津波でしたが
かろうじて残った家が何軒かあります
実は この破壊された家が 猫たちの住処になっているのです
津波や 誰もいなくなったことによる餓死の危機を乗り越えた猫たち
またはその子供たちが 今もひっそりと生きています
現在 私は紹介いただいた一軒に「えさ台」を設置しています
監視カメラなどで確認すると数匹の猫が生きているようです
しかし
復興が進み
来年の住民の帰町を控えて 町の中も整備し始めています
JRの開通 除染も急ピッチで進み 中間貯蔵施設の建設計画
その次に来るのは海側の整備
比較的線量が低い楢葉町の海側ではありますが
津波を考えると もうそこに新たに家を建てることはないでしょう
さらに半壊した家をいつまでもそのままにしておくことはないと思います
やがて取り壊され解体される家
そこを住処としている猫たちの行き場はどうなるのでしょうか
この工場も かろうじて残ったもの
三毛もいました
今は何とかなっていますが
いずれは解体されてしまうであろう餌場
こころなしか お腹が大きいような気がします
今 生きているこの子の為にも
先を見据えた給餌活動をしなければど思います
この先いったいどうなっていくのか
考えれば考えるほど不安になりますが
自分のできる事をやって行こうと思います
【業務連絡】
こちらの餌場は住民の方の意向により廃止になります
来週木曜日に「えさ台」は撤去しますので今後は餌を置かない様にお願いいたします
代替地がございますので また連絡させて頂きますね
そういえば震災以降 広野駅までしか動いていなかったJR常磐線
6月から駅二つ分北に行けるようになったのでした
二つ分= 木戸駅 竜田駅
朝 6時20分くらい
広野駅と木戸駅の中間で この日の下り一番電車を捕捉
うわー 電車が走ってる!
この踏み切り 何度も通っていますが
形式的に一時停止するものの 左右の安全確認など したことが無かった(笑)
あ!
乗客発見!
その下り一番電車が 今度は上り一番電車に
除染で積み上げられたフレコンバッグの近くを走ります
ちなみに このフレコンバッグは2年しか持たないそう
これは今年詰められたものですが 別の場所では去年のものがたくさんあります
楢葉町は早くから除染作業に入っていましたからね
あと1年の間に しっかりと行き場を決めなければいけないのです
夕方の竜田駅
いつもならこの時間帯は
浪江町の希望の牧場に行ったり
南相馬市小高区の「えさ台」メンテをしている頃なのですが
工具を楢葉町に忘れてきたので早い目に戻ってきました
16:58発の上り電車が止まっています
数人ですが お客が乗り込んでいましたよ
住民はまだ住むことが出来ない楢葉町
どんな人が利用するのかを駅員さんに聞いてみました
やはり原発関係者が多いそうです
朝は終点の竜田駅まで電車で来て
ここから迎えの車に乗って原発へ向かいます
帰りはその逆
朝に見た乗客は一人か二人
夕方も二人だけ
まあそんなものなのでしょうね
単線ですから のんびりしたものです
朝も夕方も電車の撮影
まるで鉄道オタクです (撮り鉄っていうらしいですね)
復興の象徴となる 鉄道開通や道路の開通
必死になっているのは分かりますが
先日 遭遇した2回目の除染
1度の除染では線量が下がらなかった場所もあるようです
来年春以降に行われる予定の楢葉町への帰町
住民数は 公式では4割と発表されていますが
住民の方の話では お年寄りを中心に2割程度とも言われています
7500人の人口の2割・・・
殆ど産業がなくなってしまった町に お年寄りだけの住民
これでひとつの町として機能するのでしょうか
そして住民が少ないということは
残された猫たちにも餌をやる人間が少ないということ
楢葉町の猫の受難は まだまだ続くのです
「あいときぼうのまち」 という映画を観て来ました
プログラムをスキャンさせていただきました
この映画の存在を知ったのは
もと楢葉町住民で 現在は いわき市に避難しておられる
矢内氏からの連絡でした
プログラムに矢内氏のインタビューが掲載されているのです
そして映画本編には矢内氏が高台にあるスポーツ公園から撮影した
津波映像
https://www.youtube.com/watch?v=m1l3A17b2Q4
が使用されています
ちなみに矢内氏は この津波で御姉様と犬猫を亡くしています
現在 楢葉町で置かせていただいている「えさ台」は
矢内氏の紹介で設置できているものが多いのです
「あいときぼうのまち」予告編
https://www.youtube.com/watch?v=Duw9Gw40fs8&app=desktop
映画の内容はコチラ
http://www.u-picc.com/aitokibou/
一家族四世代 70年に渡ってのドラマで 頻繁に時間が前後しますが
思ったより混乱せず観ることが出来ます
「原子力」 に翻弄された福島
戦中からだったのですね
そして今回 上映後にトークショウがあるということもあって
あわててテアトル新宿へ
トークショウには3名の方が壇上に上がられました
左から
脚本の 井上淳一 さん
俳優の 田中要次 さん
俳優の 沖正人 さん
皆さんご存知かな?
田中要次さんは猫好きで有名な方
ゴツイ顔(ごめんなさいごめんなさい)で猫ちゃんを愛でるギャップがたまりません
そんな田中さんに生でお会いできて
サインまで頂けるっちゅうんでホイホイ行ってきた次第
でも映画には1ミリも出ていなかった・・・
なぜここで田中さん?(笑)
映画が終了してプログラムにサインを頂く
菅乃廣監督 沖正人さん 田中さん 脚本家の井上さん の4人
あまりサインなんていただいたことないのですが嬉しいものですね
今まで頂いたサイン・・・むかーし母のためにもらった伊東ゆかりさんくらいかな
一応 撮影の仕事でお会いしているので 欲しくても我慢するしかないのです
でも今回は仕事じゃありません
堂々と! ウキウキで列に並びました!
脚本家 監督業もされます
井上淳一さん
FBのプロフ写真が猫(笑)
猫好きの奥様かっ! って感じ(笑)
ここにも猫好きが いらっしゃった
どーん
田中さんです
お写真撮らせてくださいと お願いしたら このポーズです(笑)
噂どおりの真面目な方 もとJRの職員だったそうです
でもなんで映画に1mmも出ていない田中さんがここにいるのでしょうか
菅乃監督
二本松市のご出身
空気のような ふわふわした雰囲気をお持ちです
俳優 沖さん
こちらは犬を飼っておいでです
ツイッター FBで即フォローさせていただきました
気さくで暖かい雰囲気をお持ちの方
お知り合いである田中さんをトークショウに誘ったのは この方
次回の映画で共演されるそうですよ
映画では
最後の最後まで土地を手放さないで
東電に抵抗している役柄です
賛成派 反対派と町民が分断され 負けたほうは・・・
サイン会が終了し
打ち上げに行くそうです
井上さんから お誘いいただいて
私も末席に参加させていただきました
飲めないのに・・・
でも何人かのスタッフの方々とお話させていただき
楽しいひと時を過ごしましたよ
私はこの後帰りましたが
朝5時まで宴は続いたそうです・・・
静かに仲良く暮らしていたはずの一地方だった浜通り
原子力という大きなものに目をつけられ
最初は戦争利用で
次に原発誘致のための金で
現在は事故による放射能でずたずたにされています
「あいときぼうのまち」 が描く福島の
世代を超えた人間のドラマを どうぞご覧になってみてください
田中要次
生誕50周年写真展があるようです
BoBA(ボバ) とは田中さんの愛称
場所: 新宿眼科画廊
日時: 7.4(金)~7.9(水) 12:00~20:00
最後になりますが今日は本当にビックリしました
田中さんから来たメッセージの中に 「大網さん」 の文字が
なんと田中さんは まったくの偶然ですが
里親募集サイト ネコジルシ で
今日 おーあみさんちから子猫をトライアルで迎えられたのです
話している間 田中さんは ずっと子猫を抱っこして離さなかったそうですよ(笑)
昨日の今日の この偶然
縁とは本当に不思議なものですね
ここは近江八幡
古い町並みが残っている近江商人の発祥の地
私も若い頃は近江商人の血が流れていると信じ
日本一の商人(あきんど)になると思い込んでいました
でもその夢はたった1年で脆くも崩れ去ったのですが
あ 修行のための丁稚奉公を含めれば4年です
どうも向いていなかったようです(笑)
余談ですが
でも近江商人の理念 「三方よし」 は素晴らしいと思います
売り手よし 買い手よし 世間よし
自分さえ儲かればいいと考えでなく 社会に貢献するという精神
これは商売だけでなく すべてのことに通じるので
見習わなければいけないですね
ポストも古いタイプ
実は近江八幡に来た理由は
ここを訪れるためだったのです
白雲館 明治時代の学校を利用し 現在はイベントスペースなどで使用されている建物
こちらで定期的に開催されている
「ねこじゃねこじゃ猫祭り」 http://www.gaido.jp/clickalbum/detail.php?ID=3802
という ねこづくしのイベントを見たかったから
福島の現状を伝えていただいています
恥ずかしいのですが私も紹介してくださっています
写真が大きすぎ 私も救って欲しいと言っているよう
いや 救って欲しいんですけどね(笑)
左から 川並さん わて 藏田さん マロンさん
福島を紹介してくださったのは藏田さん
会いたかった人です
滋賀県大津にある動物愛護ボランティア 「ラブ&ピースプレイ」(祈りのプレイ)の代表
福島から遠い遠い滋賀県のボランティアさんが なぜ福島の動物のことを・・・
と 思われるでしょうけれど
じつはこの方
私が行っていたガガがいた浪江の牛舎に何度か来ておられるのです
牛たちの窮乏を知り 牛の餌2トン!を南相馬の佐川急便営業所止めで送ってくださった方
まだ警戒区域になる前の2011年4月の上旬のことです
http://ameblo.jp/uchino-toramaru/entry-10861497976.html
上の記事に少しだけ写っている餌は藏田さんが持ってきてくださったもの
この餌で生きながらえた牛たちは
この後 柵が開放され外に出ることができ 生きるチャンスが与えられます
今は たった一頭ガガだけになりましたが この頃は10頭以上が生きていました
藏田さんが居なければ あの牛舎はもっと早いうちに全滅していたのです
「ねこじゃねこじゃ・・・」 このイベントには毎回参加され
福島のことを紹介するとともに
本来の活動 猫の保護 里親探しの展示を (しまった写真ない) しておられます
何の面識もなかった藏田さんと私ですが
私の出身地の滋賀県大津市にお住まいだと聞いてビックリ
縁というものは不思議なものですね
写真の川並さんは昨年滋賀県で報告会を企画してくださった方のひとり
マロンさんはラブ&ピースプレイのスタッフです お世話になりました
イベント出展ブースで気になった
イノチコア http://inochicore.wix.com/home
猫に放射能マーク(放射性標識)のデザインが目に飛び込んできます
現在 飢えというのが早急の問題で給餌をしていますが
考えてみれば
今 20キロ圏内や飯舘村で生きている猫たちは被ばくし続けているのですね
被ばくが猫たちにどのように影響するのか
それも時間が経たないと分からないのでしょう
牛たちの被ばくに影響は見られないと言い続ける農水省や研究機関
猫においても この先しっかり検査することもないのでしょうね
うーむ (笑)
白雲館向かいの
日牟禮八幡宮(ひむれはちまんぐう)駐車場で営業されていた
お豆屋さんの 栗屋さん
地域猫になっているマリちゃんを見守ってくださっています
いつまでも元気でね
すっかり長居してしまい 慌てて東京へ向かいます
夕景の富士山見られるかなあ
その一心で 休憩も給油のみで走ります
うはー
ぎりぎり見られた!
でも実際は もっと暗いのでNG
あと一時間 早ければ夕日に染まったきれいな富士山が見られたでしょう
実家に置きっぱなしだったスポーツスター
半年振りに乗ったら腕に力が入って筋肉痛になった
でも やっと好きな時に乗ることが出来るので ちっとも苦にならないのです
さあ どこ行こうか
ねこじゃねこじゃ猫祭り の主催者 小林さまには
マタタビ入りネズミをうちの猫分5個もいただき感謝します
猫グッズ販売 ねこまや
またまたやってきました
「えさ台」の時間ですよ
笑っちゃうくらい雨が降っていたので
出発前に一枚
この日は日曜日 午前4時出発です
首都高 用賀インター
ざんざん降り
タイヤを新品にしておいて良かった
福島に入り
広野インター手前に来ています
今度は笑っちゃうくらいに霧
楢葉町 海岸
幻想的な風景
きれいです
いつも猫が居るところ
今回も居ましたが逃げちゃって撮影できず
で 金物屋さん向かいの「えさ台」
もう一週間も前に破壊されていると にこちんさん から連絡を受けていました
すぐに対応できないのが申し訳ない
完全破壊ではないのでイノシシじゃなさそうですね
新しく製作したものを設置
デブ猫さんは入れません
よってクロちゃんは入れないのです
でも別に金物屋さんから貰っていますから大丈夫
クロに関してはまた別記事で
(里親さん募集中)
にこちんさんが使ってくださいと用意してくれたケースが置いてあります
ここの「えさ台」も初期型なので随分くたびれてきています
午前中はずっとこんな感じでしたよ
入口を破壊されているのが多い
アライグマも必死です
いったいどれくらいの猫が食べてくれているのかな
富岡町
やられた・・・
あった
ここはイノブタがいるところ
しばらくは何事もなかったのに
なんかの拍子に見つけて やっちゃうんでしょうねえ
背の高いタイプを設置
猫が登れない高さなので 横に「おのぼりさんver.3.0」
きっと気づいてくれるでしょう
大熊町
大熊町 双葉町のアライグマは屋根を破壊することを覚えました
その対策で波板の下に一枚合板を入れています
監視カメラを見るとアライグマが入り込んでいたので入口も狭くしました
2週間監視カメラを設置しましたが
この場所はアライグマとハクビシン タヌキ キジバト カラスしか写っていません
猫が一匹も写っていないのです
フードも彼らが全部食べてしまっていると思われます
こちらは屋根が破壊されていたので
修理のためにここまで解体したところ
中には動物のフンがごろごろ
猫はお行儀がいいので絶対餌場ではしませんね
多分ハクビシンではないかと思われます
フードは空っぽ
どうすれば猫だけに食べてもらえるようになるか
もっともっと考えなければいけません
入口を狭くしても齧られ・・・
キリがないので金属で補強できるものを探します
予算がないので安いものを・・・
双葉町
屋根が破壊されています
この日は先に もっちーが来てくれていました
補充してくれたからにはしっかり補修しないと
合板を中に入れて
さらに唐辛子作戦です
さあ齧ってみろ(笑)
これでトラウマになってくれれば良いのだけれど
頼んだよ唐辛子
入口も補強
ここも入口補強
屋根を破壊されていたところ
新しい「えさ台」と交換しました
With 唐辛子(笑)
背も高くしましたので「おのぼりさん」を
ちょっと高さが足りないと思ったのでブロックを上に載せています
ぐらぐらしてる・・・大丈夫かな・・・
浪江町
ぺろんちょ
屋根はめくれ上がり
中のフードは雨でグチャグチャに
くそう もったいないなあ
合板+唐辛子
上手くいきますように
最後の最後は希望の牧場入口
ここは除染で騒がしくなってしまい
猫が来なくなり あまりフードが減らなかった場所ですが
今回は空っぽ
他の動物ですね・・・
希望の牧場の記事は また別にさせていただきます
帰り道
やっぱり大雨(笑)
でも ありがたいことに福島では
降っても小降り程度で作業ははかどりましたよ
ラッキーでした
浪江町で 猫のために給餌してくださる方を募集中です
よろしくお願いいたします