松村さんのいる風景 2
今回は 困ったのち
喜んじゃってる松村さんです
松村さんちに伺ったら
「まいったなー」
と 浮かない顔
どうしたのかと聞くと
どうも携帯を水没させてしまったらしい
警戒区域が解除になったとはいえ
まだまだここは陸の孤島状態
外部との連絡手段である携帯電話は必須です
しかも海外のメディアに報道され
世界的に知られた存在になった松村さんには
ひっきりなしに電話がかかってきます
「まいったなー」
「石の水入れが汚れていたから かがんで洗おうとしたんだよ」
(石=石松 愛犬)
「そしたら ほれ この胸ポケットに入れていた携帯が ポトリって」
「水入れの中に落っこっちまった」
「あー もう 洗わなかったら良かったなあ」
「携帯って どれも生活防水くらいには なってるっぺ?」
防水とうたっていない限り厳しいんじゃないですか
「じゃ 乾かすしかねえべ」
ドライヤーかなんかで乾かしたらどうですか
「ドライヤーなんてもんはねえべ」
そんなことを言いながら落ち込む松村さん

「ぶつぶつ・・・」
なんか言ってる・・・

「石の水入れを洗っていたんだよなあ」
「かがんだら ポトリって・・・」
相当 落ち込んでおられるようだ
いわき市まで出て携帯のショップに行くしかないですよねー
「だよなあ」
「でも乾かしたら何とかなるっぺ」
でも何で乾かしますかねえ・・・
困りましたねえ・・・

「石の水入れが汚れていたんだよ」
「胸のポケットからポトリって・・・」
「あーもう 洗わなかったら良かったっぺ」
「ぶつぶつ・・・」
松村さん その話 もう三回目・・・

「おっ 少し息を吹き返してきたんじゃないか!?」
「これはいけるかも!」
どうやら少し画面が表示されてきたようだ

「これは復活するっぺ!」
希望が見えてきた松村さん満面の笑顔

もう少しだという松村さん
携帯を体温で乾かすことにしたようです

まさか そんなことで復活するとは思えないんだけど・・・
ちょっと否定的な私

「いやこれで大丈夫もはー」 (方言の使い方間違ってるかもごめんなさい)
「よし これで大丈夫」
今は夜
どのみち修理に行くこともできないからね
ご本人が納得いくまで好きにさせてあげたら良いかと思い
暖かく見守ることにした私
鳥さんが卵を温めるように体温で暖めること1時間・・・
なんと! 見事に携帯は復活したのでした!
松村さんは 大喜びしています
松村さん すみませんすみません
もう疑ったりしませんから
どこまでもついて行きますから! (ちょっとウソ)
どうかお許しください テヘペロ