一匹
以前ご紹介した
山中に3軒だけ民家がある場所
監視カメラを設置して いろいろな動物がいたところですね
その場所は線量が高く しかも冬には雪が深くなるので
冬季は通行止めになったり
これから行われるの町の再編では
間違いなく数年住民は帰ってこられない場所
そんな場所に取り残された猫が今も必死で生きているのです




監視カメラに写っていた猫たちです
赤外線(白黒)写真のものは同じかもしれませんし違うかもしれません
最低まだこれだけの猫が残っていて
これらの猫を
ボランティアさんたちは何としても救いたいと思っています
私も応援できればと
先日行って捕獲器を仕掛けたところ

おっ
蓋が閉まっている

やった!
入っていてくれた!
捕獲器をカバーしているのは
ダンボール食堂を解体したものです
ダンボール食堂は強度がないため簡単に破壊されるので
今はプラスチック収納ケース食堂に随時交換しています
(プラ収納ケース食堂も破壊されていますが)
それで余ったものをこちらに使用したわけですね
筒のようにすると猫も安心するのか
若干は入り易いのではないかと思っています
また雨にも濡れないのでセットする場所が増えますね
今回の保護は とっても嬉しかったのです
日帰りの活動では
捕獲器をセットしても数時間しか置けません
この日も4時間弱しか置けませんでした
日中でそれくらいの時間では
この場所では まず猫は入ってくれないのです
今回は本当に運が良かった
帰りの高速道路は大渋滞でしたが(6時間半かかりました・・・)
猫を保護できたのでウキウキです
車の中で話しかけたりしながら東京へ戻ります
保護先は 猫のマリア さん
この子を保護した場所の猫は無条件で引き受けていただいています

猫のマリアさんちに到着したら
もっちー と さっちゃんもいました
カバーをはずしてみたら キジシロの男の子
見たことない・・・
頭にちょこんとカツラが乗っているような柄
もっちーが 「かつらちゃん」 と命名
皆も納得
監視カメラに一度も写っていない子でした
まだ他の子がいたのですね
いったいどれくらいの猫がいるのでしょうか
先が見えない・・・

マリアさん もっちー さっちゃん
3人がかりで捕獲器からケージに移そうとしています
しかし かつらちゃんはバックしてくれないので手こずっています
この時分かったのが なんとツンツン触っても嫌がる様子もないのです

触れると分かるやマリアさん
首をつかんで強硬手段
かつらちゃんは大人しいまま
無事にケージに入りました
これで明日 病院に連れて行ってもらえます
この子は人に馴れているのです
1年半以上経っていても
人を覚えていました
行けば餌を置くようにしていましたが
間が開くこともありました
去年の寒い冬に餌を持って行けない時もあったのです
それでも かつらちゃんは自分の力で生きていました
僕は
この子 かつらちゃんを保護するために保護活動をしていたのだと

あらためてそう思ったのです
ボランティアさんのように華々しい活躍は出来ないけど
1匹
この子1匹でも十分という気がしたのです
この子1匹を保護して
そして時間が経ち 余裕ができたら また1匹
個人で出来ることって これくらいですよね
皆さんも
福島の子だけじゃなく
周りの子 1匹
1匹で良いから出来ることをしてあげて下さい
すべては その1匹から始まります
そして普段から持っているその意識が
もし自分たちが非常時になった時に
動物たちを救える人になるか
すぐにあきらめてしまう人になるかの差だと思うのです
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