定番
冬
とらまるが 大好きな場所

お前たちは幸せだね
だからボクは頑張れる

暑くなって
ふー
双葉町
猫が死んでいました
凍っていた体が
午後の日差しで少し溶かされ
体を道路脇に移動してやると
路面に跡が残りました
それはまるで影のよう
これも彼がここにいた証
でも
ほどなく影は蒸発し
跡形もなくなるのでしょう
ふと とても申し訳ない気持ちになって
せめて
写真で残してやりたいと思いました
私はこの影を
一生忘れないでしょう
カブは
この場所のすぐ近くで保護されています
ひとつ間違えば
この影はカブだったのかもしれません
福島の子たちは
生死が紙一重のところで生きています
震災から10ヶ月
生きているだけでも それは奇跡
さらに保護された子などは
とんでもない幸運の持ち主です
その幸運な子を
そのまま狭いケージで過ごさせたりはできません
どうか
一時預かりや 里親に
なってあげて下さいませんか
どうかどうか
よろしくお願いいたします
福島からやってきたカブ
飼い猫の見本のような可愛さで
私を幸せにしてくれていました
私が幸せなのはいいとして
カブの幸せを考えたら
いつまでも狭い私の部屋に閉じ込めておくのは可哀想
最近は慣れてきて
走ったり登ったりするようになりましたから
ブログの読者の方が手を上げてくださいました
横浜の方です
一軒家で 先住猫さん3匹
仲良くなってくれれば お願いしたいと思いました
そら りく うみ という3匹の猫さんがいるご家庭
この子はボスのそらくん
そうそう
そうやって気を使えば いいんだよ
うちでは まるとシロに飛び掛っていったからなあ(笑)
(遊んでいるつもりだったと思いますが)
鼻先をつんつんさせて挨拶も済ませました
いけそうな感じがします
しばらく様子を見ていただいて
仲良くなりそうなら このまま横浜の子になります
もし福島の飼い主さんが現れれば それまでなのですが・・・
9ヶ月間 良く頑張りました
ここが終の棲家になったらいいね
カブ
短い間だったけど
幸せな気持ちを味あわせてくれました
ありがとう
一時預かりは いろいろな猫さんを楽しめますよ
もちろん里親さまを探すのは大変ですけど
気長にやれば きっといらっしゃいます
【追記】
昨夜 カブをお届けしている時に
偶然 一通のメールが来ました
白子猫のコユキを保護している
近所の優しい奥さんからでした
「コユキの里親さんが決まりました」 の連絡でした
すごい偶然ですね
あとは茶シロくんだけだ!
冬
白鳥が飛来するという
楢葉町の湖
あいにく白鳥はいませんでしたが
小柄でかわいいカモたちが
にぎやかに集まっていました
湖の浅いところには
氷が張っていて冷たそうです
この湖の水は
当然 放射能で汚染されているはずです
ここは公園にもなっていて
その公園では除染作業が進められていました
何も知らない元気いっぱいのカモたち
申し訳ない気持ちになります
振り返ると 後方から猫がやってきました
体は痩せて貧相です
お腹をすかせています
精一杯甘えて 餌をねだっています
不憫な子です
触ってみて お腹が大きいことに気付きました
まさか・・・
しかし この時の私は
この子を連れて行くことができませんでした
受け入れ先も無い以上
罪の意識を感じながら この場を去るしかなかったのです
ごめんね
本当に ごめん
【追記】
この子を残してきたのは 本当に申し訳なく思っていました
私ができることは あとをボランティアさんにお願いすること
それしかありませんでした
そして その後
3組のボランティアさんが動いてくださいました
1組目は現場まで行って頂きましたが 会うことができなかったようです
2組目は時間切れで この場所に辿り着くことができませんでした
そして3組目
今日
まさに今日のお昼
無事に保護できたと連絡がありました
この子一匹のために
関東から3組のボランティアさんが動いてくださいました
ありがとうございます
感謝いたします
これって変ですか
いけないことですか
命を救うこと
変ですか?
今回はダチョウ園の近くにいた
オスメスの2羽のダチョウの姿は見かけませんでした
いったいどうしたのか
餌を求めて遠くに行ってしまったのか
まさか捕獲されて・・・
嫌な予感がしました
富岡町に 1羽いるという
以前からの情報がありましたので行ってみることに
常磐線 富岡駅は海のすぐ近くにあります
津波は駅ごと飲み込み
その周りにあった建物も奪い去っていきました
いました
この場所に1羽だけいる このオスのダチョウ
ちょっと雰囲気が違います
どっ
どっ
どっ
どっ
どっ
どっ
どっ
どっ
どっ
すごい勢いで近づいてきます
私が今まで会ったダチョウとは違うのです
友好的なのかもしれませんが
なんか勢いがあるのです
思わず
車の中に逃げ込みたくなるような・・・
そんなオーラを かもし出しているのです
睨んでいます
車の周りから 離れようとしません
やっぱりダチョウは 「コワ可愛い」 です
なんでしょうか
ほっぺたが赤い
まさか恥ずかしがっているわけでも・・・
あ すみません 冗談です
どこかでつけたのでしょうか
それとも何かの目印?
私には分かりません
去年 ダチョウを捕獲するというニュース がありました
捕獲してどうするのかが気になるところですが
このまま町をさ迷っていても 彼らに生きる道はなさそうです
しかし 今のところ
捕獲されても彼らが生き残れる確率は少ないかもしれません
こんな映像 を見つけました
生かして欲しいです
12月のボランティア団体さまたちの保護活動は
すばらしい働きで 300匹以上の犬猫を保護していただきました
現場での面倒な手続き
警察の職務質問
時間の制約
そんななかでも
皆さん最大限の働きをされたと聞いています
私が言うことではないのでしょうが
ありがとうございます と言わせてください
本当に ありがとうございます
時間が経ち 人間不信になっている動物たち
特に犬などは
警戒し近づいてこない子達ばかりで
かなり苦労されたことと思います
年は明け 2012年になりました
まだまだ生きている
車を降りると一目散に逃げていきます
大熊町 県道35号沿い
この白い子は 以前撮影した子
顔に怪我をしているようです
餌を待っています
しかし近づいては来ません
右の子は前足を怪我しているようです
3本足で不自由そうでした
4匹が寄り添って生きています
富岡町 県道35号と36号の交差あたり
ローソン裏
人間を見たら 一目散に階段を駆け上がり 逃げていった3匹
拡大してみました
浪江町 幾世橋 幾世橋小学校近く 大聖寺階段
次回の保護活動まで
間が開けば開くほど
その間の餌やりが重要になります
現在 生き残りの調査をしているところだとは思いますが
それまで彼らを生かさなくてはなりません
どうか餌やりの許可をボランティアさんたちに与えて欲しいです
里親さま募集の おさらいですよ
現在3匹の猫たちがいます
どの子もかわいいです
どうかご検討ください
双葉町商店街のスーパーマーケット前で保護されたカブちゃんです
オスで去勢は済みました
残念ながらエイズ陽性ですが 元気な若い子ですよ
9ヶ月頑張って生き延びていました
うちの近所に突然現れた子猫です
たぶん2ヶ月くらいかな
怖がってフーシャー言ってましたが
抱っこすればゴロゴロです もう大丈夫ですね
メスです
血液検査は問題なしと出ました
これまた うちの近所に突然現れた 若い茶シロくん
現在 外で暮らしていますが人には馴れています
オスで去勢済み
血液検査も問題なしです
もうね
勘弁して
何回書けば気が済むの
私が福島に気をとられている間
近所のことは
近所の優しい奥様が頑張ってくれていました
注)
近所の優しい奥様=うちのとらまるの兄弟 トン&ブチ の飼い主
知らなかった・・・
申し訳ないです
白い子猫です
まだ2ヶ月もいってないんじゃないかな
いきなり近所に現れたそうです
前回紹介した茶シロくんと仲が良いそう
一緒に遊んでいたんだって
子猫だから他にもいるかと思えば
この子 一匹だけみたい
相談の結果
このまま野良にするのはもったいない
人間に馴らして
里親さんを見つけようということに
近所の優しい奥様ちで
イエネコ修行に入りました
それにしてもこの怖がりよう (笑)
手を伸ばすと フーシャー 言ってます
大丈夫だよ
安心して
そっと撫でながら
そっと抱いてみました
ゴロゴロいってます
まだ 顔が汚いけど
これからきっと美猫になりますよ
女の子です
コユキちゃんと名付けられました
幸せになって欲しいです
里親さま募集ですよ
最近の うちの周りの
猫事情は いったいどうなっているのか
福島に気をとられ
すこし疎かにしてしまっていました
11月に報告した
の 茶シロくんは
猫好きの 優しい近所の奥様に連れられて
病院で去勢してもらっていました
手術代は
ご近所にお住まいの方々で
お金を出し合っています
なに その足
あ おろした
ああ 冷たいのね
この子は 近所の優しい奥さんちで
ごはんをもらっています
近所の奥さんには よく馴れて
可愛がられています
よかった よかった
ぽーは 相変わらず うちにいます
2012年 1月9日 の ひとコマでした
更新が滞って ごめんなさい
体調もイマイチだったのですが
気持ちの問題でした
今回の この記事が年末から
書けなくて 書けなくて
ずっと苦しかった
でも
これを乗り越えないと次に進めない
そう思うようにして
更新します
去年の9ヶ月間
ほぼ週一のペースで福島に行き
ブログや週刊誌
写真集まで作っていただき
写真展もさせていただいて
情報を発信してきました
自分では自分なりに一生懸命
動物たちのために動いていたつもりでした
これで何かが変わってくれれば
動物たちに何か助けができれば
なんて思っていたのです
けれど
それは自分の傲りでした
20キロ圏内の牛たちは 何も変わっていなかった
ある牛舎
ここは畜主さまが 必死で餌やりに通っていた牛舎
そのおかげで 牛たちは数を減らしながらも
ずっと生き延びてきていました
しかし 餌やりでは この牛舎がある警戒区域に入る許可が出ないため
畜主さまは あらゆる方法を駆使し
かなり苦労をされて餌やり活動を続けられていたのです
私は8月にこの牛舎に行ったのを最後に
行くのをやめました
怖かったのです
あの浪江の牛舎のように
地獄絵図が再現されているだろうと思い
見るのが怖くて怖くて
行けなかったのです
このことはずっと心のどこかに残っていました
今回
意を決して
牛舎を訪れました
偶然
本当に偶然に畜主さまもいらっしゃっていて
お話させていただきました
「今まで頑張ってきましたけど」
その続きは容易に想像できました
震災前は最多で120頭もの乳牛がいた牛舎
現在は10頭ほどになっていました
しかも あんなに大きかった乳牛たちが
痩せて小さく小さくなっていました
「もう限界です」
何も役に立てなかった
お前ごときが何ができる なんて言われるのは百も承知
でも 以前撮影した浪江の牛たちの写真を見て
行政や国が何かを感じ
方針を少しでも ほんの少しでも変えてくれたら
甘いでしょうけど そういう期待を持っていたのです
眠るように死んでいた子
「今日が最後だと思ってください」
「この牛たちのことは町に委ねました」
そう言って
今日最後になるであろう牛たちの世話を
黙々とされていました
牛たちは最期の晩餐となる藁を
お腹いっぱいになるまで食べていました
水も発電機を動かして汲み上げ たっぷりありました
私は泣きました
泣いて殆ど写真が撮れませんでした
私が訪れた翌日
牛たちは
殺処分されたようです
【参考にさせていただきました】
HELP!東日本大震災の被災動物たち/JAVAスタッフブログ
20キロ圏内の悲劇は
今なお続いています