うちのとらまる

2002年、近所で生まれた野良の子「とら」と「まる」。飼い始めてその可愛さに魅了され撮影を始めました。今ではうちの猫「とらまる」だけでなく、過酷な条件で生きている外猫たちに少しでも力に成れればと思い、自分の活動を始めております。ご質問などございましたら otacats2@yahoo.co.jp こちらにお願いいたします。 2011年に起きた東日本大震災により、事故があった福島第一原発20キロ圏内の取り残された猫たちのために、現在も給餌活動を続けています。

カテゴリ: 福島の記憶

かつて福島の大熊町にはダチョウ牧場がありました                                                                                                         ... 続きを読む
かつて福島の大熊町には

ダチョウ牧場がありました
                                           
                                            
                                            
原発が水素爆発をして

世話ができなくなった約30羽のダチョウ

かれらは殆どが餓死しましたが

一部のダチョウが柵を越え脱走

逃げたダチョウたちは

無人の福島第一原発20キロ圏内を徘徊し

道端の草やボランティアたちが置いた

キャットフードやドッグフードなどを

食べて生き延びていました





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やがて脱走したダチョウたちも

どんどん捕まり殺処分され

生き残ったのは

警戒区域に住み続けている

松村さんに保護された

サクラとモモの二羽だけになったのです





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そのサクラも程なく死に

残ったのはモモ一羽

しばらくは元気に過ごしていました






ダチョウの鳴き声初めて聞きました




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そのモモもそれほど長生きは出来ませんでした



2015年11月

福島最後のダチョウは死にました

除染工事などの

ストレスが原因ではないかと言われています



福島にダチョウが居た

かれらも必死で生きていたことを

私は忘れません







のこされた動物たち
待ちつづける動物たち