福島での活動は

いままでずっとご紹介したかったのですが

許可証を使っての活動は

内緒に(バレバレだけど)していたこともあって 

なかなか表立って書くことはできませんでした 



前回書いたものは

私たち大変だったんだよって

それを自慢げに書いたのではなくて

今日の記事のために

まず知ってもらわねばならなかったのです






otaboka
出てきました(笑)
必殺! 「その場しのぎパトカーすれ違い用ペーパー」
男はこんなものに頼ってちゃイカンですね!
それっぽく角印(私の)まで押してある(笑)






・・・ということで






とにかく旧「警戒区域」 現「帰還困難区域」においての

猫のための活動というのは

一定期間の獣医師チーム主導の保護期間を除いて

国にも行政にも認められてこなかったわけです

そのために

「一時立ち入り」「公益立ち入り」の許可証があっても

ビクビクしながらの活動を今も続けているという現実





しかし例外があります





浪江町では

じつは堂々と猫保護 給餌活動が出来るのです



何度も書いていますが

浪江町の元住民で赤間さんという方がいらっしゃいます

現在は郡山に避難していますが

自宅と実家を使ったシェルターに

保護した犬猫たちのために

毎日 浪江町まで通っているのです



この方はもとは大の犬好きで

お仕事は赤間工業の社長さん

仕事先は原発

震災以降 原発関係者ということで

警戒区域内を通れる許可を持っていたこともあって

それを利用して犬や猫を保護してこられてきたのです

もう5年半以上ずっとです





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赤間徹 氏






2014年夏 その地道な活動に共感して

浪江町で開業しておられた獣医師

豊田動物病院の豊田先生が

浪江町の犬猫のために立ち上がられた

一番の問題である

不幸な猫をこれ以上増やさないという

TNR活動が大事だと

このために自費で不妊手術をして下さっていますが

手術してリターンしても

飢えて死ぬようなことがあってはならない

その後のサポートをしっかりするべきと

給餌にも力を入れることになったのです

今までもボランティアが各自で給餌をしていましたが

ただフードを袋ごと置くというやり方では

野生動物 カラス などに食べられてしまい

さらにその野生動物が増えて

留守となっている住宅に入り込んだりして

新たな問題を生んでしまうということで

給餌のやり方にもひと工夫が必要だったのです









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豊田先生

 




たまたまなのですが その4ヶ月前に

私が「えさ台」を試験的に運用していて

その活動に赤間さんと豊田先生が目をつけてくださった

当時 他に有効な給餌方法がなかったために

とにかくカラスには100パーセント有効な「えさ台」が

採用されたのです





この活動には

ひとつのクリアしなければいけない問題がありました

そう

猫の保護活動をしっかり町に認めてもらうこと

豊田先生と赤間さんは町に掛け合い

時間はかかりましたが

町を説得し

見事にお墨付きをいただくことが出来た









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浪江町発行の 「公益一時立入車両通行許可証」
車両は私の車タントです
これが一枚目で あとは通行を許可された人間の名簿や
通行ルート 時間などが詳しく記載されたページがあります









見てください

夢の許可証です

許可を受けたものに

豊田動物病院(被災猫活動)

とあります




これで猫を保護しようと ごそごそ捕獲器を設置するのも

「えさ台」を設置するためにギコギコするのも

堂々とできるわけです

私はもう何度も警察に声をかけられていますが

これがあることで問題なくやり過ごせています





しかし残念ながら

この許可証は浪江町だけのものです

他の旧警戒区域の町では通用しません

たとえば一番必要とされる

将来 住民が戻ってこられないような

原発立地町である大熊町と双葉町

この二つの町こそ必要なものだと思います

給餌も保護もままならない

中間貯蔵施設ができる地域

ここで「被災猫活動」をするためには

町の元住民の方々の協力無しでは成し得ません












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大熊町の住宅の庭に設置していた「えさ台」
今は朽ち果てていて
この場所もジャングルのようになっているそうです
(写真は2014年の頃)









猫のために活動できる町 浪江町

これがひとつのモデルとして

他の町も動きはじめられたらと願っています

ただ

浪江町に許可が出ているとはいえ

関わる人間の少なさは悩みの種

皆さんがもっと関心を持って

活動に参加していただけるようお願いいたします

とくに 地元の方々

地元の猫は地元の方々に守っていただくしかありません

近隣にお住まいの猫の好きな方々

人がまだいない地域で

ひっそりと生きている猫たちに

手を差し伸べてやっていただけませんでしょうか



どうかどうか よろしくお願いいたします









こちらも長々とお付き合いくださり

ありがとうございました