むかしむかーし

駆け出しの気持ちだけカメラマンだった頃の お話

まあ今でもそれほど腕は上がっていませんが・・・



上司よりマイコーが日本に来てるから撮って来いとオーダー

へい がってん承知のすけ と勇んで飛び出しました



場所は新橋の博品館

閉店後マイコー貸切にしたのでしょうな

何社も報道陣がいたのを覚えています



マイコーいた!

ショールーム越しに撮影成功!


















$うちのとらまる



(使っていいのか分からないので小さめにしました・・・いいのかなあ)



だめやん

こっち向いてないし



こっちさえ向いてくれたら

素晴らしい写真が撮れるのに

ああ こっちさえ向いてくれたら・・・



よっしゃ こっち向いたあ!

















$うちのとらまる




マイコー貰ったあ!



・・・・・・・・



あ あかん

ぶれぶれやん



まてまて

落ち着け

いけるぞ

お前なら撮れる

落ち着いてもう一枚撮るんじゃー!



よっしゃー!



















$うちのとらまる




・・・・・・・・・


お前はカメラを揺さぶりながら撮っとるのか 

といわんばかりの ぶれ放題

おまけに なんか変な外人のおじさんが写り込んでいるし



いや ド真剣に撮ってはいるのですが

どうしても撮れない



なんとかしなければ

気持ちが焦る

(っていうか この頃はフィルムだったから出来は確認しようがないのですがね)




もうここを逃したらチャンスはない

二階かららせん階段を降りてくるところ

いくぞーーーー!



よっしゃあ撮ったぁ!



もうバッチリ

文句の付けようのない写真が撮れているはず





















$うちのとらまる




・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・


か 顔が隠れとる





ストロボが非力なため連写が効かないから

こんなのしか撮れなかった・・・






しかし神は私を見放さなかった

まだチャンスはあったのだ


帰りの車の中だ

よく車の窓越しにカメラマンが群がって撮っているのをTVで見る

あのやり方だ



ラストチャンス



そりゃいけーーーー!

















$うちのとらまる





おおおーっ

バッチリ写っている!


ヤッター!








しかし

この小さい写真では良く分からないと思うのですが

ぴ ピントが・・・・

手のほうにきているのです

この頃はオートフォーカスでもなく

目測で先にピントを合わせておいて(今でもそうしますが)

挑んだのですが

それが外れました・・・





まあお恥かしい限りですが

結局この写真たちは使い物にならず

お蔵入りという事になったのでした



なんか音楽界の一時代を築き上げた人を

こうやって失敗しながらも撮影できたのは

私の喜びでもあります






THIS IS IT

あとで見てみますね