コイが死にました
コイは 「おじさんと河原猫」 で紹介した
川崎市の多摩川の河原に
取り残された11匹の中の1匹です
昨年8月に捕獲した 最後の河原猫でした
北海道の札幌にお住まいの方が
里親になってくださり
飛行機まで経験した元野良猫です
捕獲した時から すでに腎臓が悪く
猫エイズにも感染しており
いつまで生きられるのか心配していた子です
残念にも死んでしまいましたが
最後は飼い主さんのもとで
飼い猫として息を引き取ることができた
外で死んでいく子よりは 幸せな猫だったと思います
コイが 河原にいた頃の思い出の写真をアップしました
おじさんが給餌に来ると集合です
食事時は 皆と混ざって食べたりもしましたが
基本的には 単独でいることが多かった コイ
右端に ぽつんと離れた場所にいます
あまり おじさんにも媚びない子でした
一日二回
朝6時と夕方5時
毎日毎日 7年間 おじさんはお世話をしてきました
用心深く
茂みにすぐに入ります
なぜか ボスがコイを守るような仕草を見せていました
真ん中にいますね
堤防の上を歩く
手前に落ちているのは 「捨て猫禁止」の看板
「コイちゃん ごはんを持ってきたよ」
おじさんはコイに語りかけます
「コイちゃん 早くおいでよ」
給餌する場所は決めてあります
ボランティアの方が置いてくださった机のある場所
そこはまだ少し先です
でもコイはなかなか動きません
おじさんは根気よく待ちます
まったり
これはまた別の日
「コイちゃん ごはん食べようね」
尻尾を立てて ゆっくりついて行くコイ
おじさんも コイにあわせて 振り返り振り返り ゆっくり歩きます
この日はテトラポットにいました
なるほど 水を飲んでいたのですね
腎臓の病気の特徴が 多飲多尿
そういえば コイは水をよく飲んでいましたし
おしっこする時間も長かった
おじさんの話で
ある日のコイは全身ずぶ濡れだったことが あったそうです
たぶん川に落ちたのではないかということでした
河原の生活は 本当に危険でした
またまた別の日のコイ
おじさんを見つけて
走って来ました
こんなコイをはじめて見ました
でも
おじさんに駆け寄ることなくストップ
距離を開けています
他の猫たちが 殆ど捕獲されて
残ったのが コイとシロ の二匹
捕獲することは もちろん決まってはいたのですが
行き先が微妙に決まっていず
まだ捕獲には消極的だったのです
コイ
幸せに暮らしている君を見たかったよ
つづく
君を捕獲した時は嬉しかったなあ
コメント
コメント一覧 (6)
びっくりしました。
短い間だったけど、里親さまのもとで
安全穏やかな家猫として暮らせて
本当によかったです。
ボスくんとまた会えたかな。
本当に立派な猫さんでした。
コイちゃんは、最後に保護されて
最初に里親さんとめぐり合った
ラッキーな子でしたね。
でも、みんな早くいってしまう。
屋根さえない、過酷な生活が
身体に負荷を与えたのでしょう。
今現在生きているのは
シロちゃん、チビタ君、ミーちゃん
ミケちゃん、ミカちゃん、トラちゃん、クーちゃん・・かな?
みんな、みんな幸せに
長生きしてね。
もうーすさんが河原猫をトップに
置いてくださっているのが
猫たちがこの世に存在した証と
思っています。
ウチの猫も昨年9月に成猫で保護しました。
コイちゃん同様エイズで、腎臓の数値も良くないで療養食です。
これから、どんな猫生となるかわかりませんが
できる限りのことするつもりです。
きっと最期の1年余、コイちゃんは穏やかで愛情いっぱいの生活だったことでしょう。
忘れないよ。
コトラちゃん、ボスちゃん、コイちゃん……。
さみしいです。
河原猫たち、会ったことはないけど
みんなみんな大好きです。