とりあえず 東京に戻ってきました




皆さんご存知のように


福島原発の事故の影響で


福島県の相双地方は


原発を中心に10km圏内 20km圏内 30km圏内と区分けされ


現在は10kmと20kmは自主的避難勧告 立ち入り制限


30kmは屋内退避というふうになっております


まだ予断は許しませんが とりあえず地震が収束した今


これから復興に向かわねばいけない時に


原発問題が足かせとなって


この地方の人々は 先が見えない生活を余儀なくされています





自主的避難 立ち入り制限地区


そんなところに取り残された


人間の家族であったペットたちに会ってきました





今回 目に付いたのは 犬


彼らは鳴いてアピールもしますし


人馴れしている子が多く


そういう子は 自ら近づいてきます


餌ももちろん食べますが


人恋しいのでしょう 


彼らは まず人間のほうに来るのです








うちのとらまる



「ほらほら こっちはいいから早くごはんをお食べ」


そう言って餌を押し出しても


人間のほうがいいのです


いくら餌を差し出しても


スキンシップを求めてくるのです



胸がつまって


どうしたらいいのか分からず


ただ ごめんよ ごめんよ と謝るしかありませんでした









うちのとらまる



この子は


原発から20km圏内の


車がほとんど通らないのに信号が稼動している交差点に寝ていた子


食事を終えても ずっと車の周りを離れなくて


なかなか出発できませんでした





いくつかのボランティア団体が


放浪している犬の保護活動を行っておりました




 


しかし絶対的に収容するキャパが少なく


全頭保護できるはずもありません


きっと取り残される子達もいるでしょう



このまま退避期間が長引くと


当然 食べ物は無くなり



その子達は最悪の運命を


何が起こったのかも分からず受け止めるしかありません




もう一部のボランティア団体に任せておける状況ではないのです


彼らはスーパーマンでも何でもありません


必死で活動していますが限界があるのです



それぞれ皆が出来る事を見つけて


行動を起こすしかないと思うのです









うちのとらまる

飼い主さんが きっと きっと迎えに来てくれるよ

それまでがんばろうな