とある牛舎に


震災まもなく産まれたという


子牛がいました













うちのとらまる





3月15日くらいに産まれた女の子


イチゴちゃんと名づけられ


この4ヶ月なんとか生きてきました











うちのとらまる



彼女の暮らす環境は このとおり


他に生きているものは誰もいないのです











うちのとらまる



彼女は死体の中で生きています




こんな場所


早く離れればいいのに


と思いますよね




でも


イチゴはここしか知らないのです




そして




イチゴのお母さんがいる場所


彼女をを自分の命と引き換えに育てた


お母さんが眠る場所なんです




イチゴが自分から離れられるわけがない








うちのとらまる




お母さんと思われる亡骸です



イチゴが自分で餌を食べられるまで


必死でおっぱいを与えたんだと思います



そして力尽きました











うちのとらまる



このお母さんのおかげで


イチゴは何とか自分で生活できるようになりました





しかし


このままひとりでずっと生きていけるとは思えません




イチゴを心配した ある牧場主さんが


自分の牧場に来ればいいと言ってくださいました


ある議員やその他の方々がかかわって


晴れてイチゴは移動できることになります










うちのとらまる





子牛一匹に このトラック


あきらかにオーバークオリティ(笑)



でも



たとえ子牛一匹でも命は重い


この重い命を運ぶには


このサイズのトラックが必要だったのでしょう












うちのとらまる



運ばれた先でのイチゴ



彼女は産まれてはじめて見る


牛たちの集団に驚いていました





君も同じ仲間なんだよ





やがて自分でそれに気付き


一緒に生活してゆくことでしょう












うちのとらまる





20km圏内 最後の砦となる この牧場で














こちらの牧場主様から伺った話


この牧場に私が以前 全滅してしまったと書いた牛舎


そこの牛たちの一部の 約10頭がこちらに合流して


一緒に暮らしているそうです


少しでも助かった命があったことに


何とか生かそうとされたボランティアさんたちの


行動が報われたように思いました


活動は 決して無駄ではなかったのです






諦めてはいけません