ホールボディカウンター


ご存知ですか?




内部被曝を検査する機器です




福島に通いだして1年と5ヶ月が経ちました


ばらつきはありますが ほぼ毎週行っているとして


宿泊しているときもあるので


だいたい延べ70日以上行っていることになります



ボランティアさんたちは線量が高かろうが低かろうが


動物がいるところに行かれます


よって私もビビるわけにはいけませんので


同じように行っていました




外部被曝は初期の頃 保健所でスクリーニングをしていて


大きい数字が出たことがなかったので安心していました


しかし内部被曝は マスクも したりしなかったりの活動でしたから


さすがに大丈夫かという気になります

いえ 私のようなもう初老のおっさんはいいのです


問題は私と同じ時期 去年の3月下旬から


警戒区域内に入り続けている


うら若きオトメたち












うちのとらまる

(昨年5月下旬撮影)



うちのとらまる

(昨年5月上旬撮影)


おーあみなおこ さん















うちのとらまる

(昨年5月中旬撮影)



うちのとらまる

(昨年4月上旬撮影)

もっちー




もっちーphoto は初公開ですよ


もっちーは 「Mさん」 として 


他の方のブログでもよく登場する個人ボランティアさんです








福島の動物たちにとって なくてはならない存在の二人


この二人を検査してもらおうと思い


先日 内部被曝検査ツアーを企画させていただきました





行ってきたのは 「放射線リスクリサーチセンター」


東京都大田区の青果市場内の事務棟にあります


青果市場の中にこんなスペースがあったのですね


病院には見えないすっきりとした待合室


とても静かな空間・・・







うちのとらまる



うちのとらまる


神妙な面持ちでアンケートに必要事項を書き込む二人






しかし この静寂は


その後 おーあみさんが発した一言で破られることになります










うちのとらまる

(もっちー撮影)



クックックック・・・・・


笑いをこらえる3人組


苦しい・・・・


もう死にそうになるくらい可笑しかったですよ






事の発端は 私の持っていたカメラ


ミラーレス一眼レフカメラの「NIKON1」について


もっちーが質問したことから始まりました




「一眼レフのいいところはボカしたり出来ることなんでしょ」











うちのとらまる



たぶん このような写真のことを言っているのでしょう



ふむふむ もっちーは少しは写真のことは解っているようだ


そうだね 


レンズも選ばなきゃいけないし撮り方も考えなきゃいけないけどね


なんて話していたら


横から話の中に入ってきた おーあみさん




「私も持っているんだー(ニッコリ)」




と 取り出したSONYのミラーレス一眼


おおすごい


望遠系のズームも付いているし本格的だ


そうだね これで撮れるよね


おーあみさんいいなあ と もっちーも絶賛





そのあと おーあみさんが発した ひとこと




「ボケってこういうやつのことをいうの?」




おーあみさんが見せてくれた写真をみて


もっちーと私の時間が止まった


小一時間は止まったような気がした





















うちのとらまる




・・・・・・・









素です・・・・


おーあみさんは素で言っています



解っていない


彼女は なーんも解っていない





止まった時間のあと


やってくる腹筋崩壊タイム





こ 殺す気ですか


ここで死ねとおっしゃいますか


いや もう死んでもいいや とさえ思ってしまいます


内部被曝検査の結果がどうなっても


笑って死んでいけそうです





こ こんなにピントがどこにもきていない写真は


あまり見たことがありません


さすがに大笑いが出来ないので


3人で笑いをこらえるのに必死でした














うちのとらまる







ひとしきり笑ったあと


検査がやってきました


順番は 私 おーあみさん もっちー の順




なんて事はない 椅子に7~8分座ってじっとしているだけ


しかし退屈だろうということで正面にはモニターがあって


DVDを流せるようになっていました



トップバッターの私が見たものは


BBC製作のネイチャーもの 「オーシャン」というのでしょうか


海の生物の話


オープニングからイルカの大群が現れ


美しい映像でまとめられていました


その後 話は海鳥や魚に移り・・・あっという間に時間が来ました


もう少し見たい気分でしたが いつまでも座っているわけにはいきません





そして 順番に おーあみさんが済み もっちーも済み


3人の検査が終わったのです





DVDがあったから退屈しなかったね と二人に話したら


二人とも浮かない顔をしている



ん? オーシャンやってなかったの? と聞くと


「やってた」


との答え



まず おーあみさんが見たものは


「アザラシがシャチに食べられていた」


それを延々見せつけられていたのだそう


逃げるに逃げられない状況


こりゃつらいわ


特に おーあみさんなんかには辛いと思います




もっちーは? と聞くと


「私のときは 珊瑚が珊瑚を食べてた」


「なんか ゆっくりだったからよくわかんない」


び 微妙なものを見せられたんだね・・・・




まあそんなこんなことがありまして


階下にある 東海渡井クリニック  に行き結果を教えてもらいます



結果





うちのとらまる


(これは私の分です)





3人とも問題なし!




良かったねと3人で笑って喜び合い 安堵の笑顔


でも


その直後には おーあみさん もっちーの二人は



「これでまた行ける」



というボランティアさんの表情に戻っていたように思いました







うん 


まだまだ助けを待っている子たちがいるから


お互い気をつけて 頑張ろうね










うちのとらまる


帰りの環状7号線で たまたま出会ったもっちーが車の中から撮影してくれました


私のウルトラかっこいいバイクです