のこされた動物たち


人間から見放されてしまった


動物たちがいたから 


私は福島に行きました







うちのとらまる




うちのとらまる







同じ気持ちを持った人たちが たくさん


それこそ たくさん向かったのです


しかし たくさんといっても万単位でいる動物たちを


取り締まっている警察の目を逃れて


どうにかできるような人数ではありませんでした


しかも家畜までといったら一般の素人にはどうにもできない状態でした







うちのとらまる




うちのとらまる





1年と10ヶ月が経ちました


何か変わったかといえば 


基本的には何もも変わっていない


今もボランティアさんや 一時帰宅された住民の方々が


継続して置いてくださっているフードを食べて


ぎりぎりの状態で生き残っている犬や猫が今もいます







うちのとらまる







警戒区域を解除になった地域や計画的非難区域でも


住民が住むどころか宿泊することも出来ないでいます


その地域もまた


警戒区域と同じようにまだ動物たちの悲劇は続いているのです


ボランティアさんや一部の住民の方々で給餌はしていますが


それはまったく十分ではありません






うちのとらまる







牛たち


一部の農家さん ボランティアさんの手によって


こちらもまたぎりぎりの中で生かされています


世話をしてやろうにも警戒区域の中ですから


十分に看てあげる事が出来ないのです


結果 弱い牛から死んでいくことになります








うちのとらまる







こういう悲劇が 福島県双葉郡を中心に1年10ヶ月の間 続いています


信じられないのは国や行政が動いてくれないこと


いや 動くことは動きましたが 


ペットに関しては あまりにも小規模でした


家畜に関しては あまりにも情のない全頭殺処分

(現在はとりあえず生かすことは認められました)




だから


だからボランティアさんたちは行くのです


身銭を切って


仕事を抱えながらの活動です


いつか「大きい力」で動物たちを助けてもらえる


それを信じて頑張っているのです



しかし彼らにも限界があります


本人は大丈夫だと思っていても


精神的にも肉体的にも


限界が近づいているボランティアさんも多いのです


病気になった方もいらっしゃいます


事故に遭われた方もいらっしゃいます


そして限界を迎えてしまった方も・・・






うちのとらまる





彼らの負担を少しでも軽くしなければと思っています


そうすることが結果 動物たちのためにもなります


今まで何度も書いてきましたが


福島に行くことだけがボランティアではありません


保護してきた犬や猫の一時預かりや


里親になっていただくのが本当に助かります


1匹 


皆さんが1匹でいいから保護した子達を迎えてくだされば


ボランティアさんたちの気持ちはどれだけ軽くなるか


たくさんの犬猫がいるシェルターでは


きめ細やかな愛情もかけてあげることが出来ないのです


もちろんシェルターのボランティアさんも最大限の努力をして


動物たちが快適に過ごせるようにしておられます


しかしシェルターは終の棲家ではないのです


あくまでも一時的に保護している場所にしか過ぎません







うちのとらまる

(おーあみ避難所 人格者タヌ吉)






餓死を免れた子たちの里親になってください


もしくは一時預かりして里親を探してください


どうかよろしくお願いいたします












週末の20日(日)は 四国 高松で報告会  をします


お時間ございましたら ご参加ください


お待ちしていますね



今晩から うちのココアで移動を始めます