一時帰宅される住民の方を
私の車でお連れするということになりました
朝6時に福島市内にお迎えです
東京を出発したのは午前0時過ぎ
少し早い出発ですが
早めに着いて仮眠した方がいいと判断してのことです
4時には福島の手前のPAに到着
早朝はさすがに冷えますね
オンタイムの6時に福島を出発
南相馬に向かいます
以前から気になっていた看板
南相馬に行く途中の飯舘村で撮影
計画的雛区域で誰も住んでいない飯舘村
オール電化も意味はありませんでした
警戒区域に入りました
浪江町は4月より区域が再編されます
警戒区域は解除になり 3つの区域に分かれるようです
●避難指示解除準備区域
●居住制限区域
●帰宅困難区域
ボランティアさんや私が足しげく通っていた場所へ行きます
山の中の飛び地のように数件のお宅
ここに何匹もの猫がいたところです
一度 土砂崩れを起こしたトンネルは補強がしてありました
ここにかつて猫が20匹以上いたのです
さまざまなボランティアさんたちの働きで
ほとんどの猫が保護されました
以前 監視カメラを1週間仕掛けたところ
1匹の猫も写っていなかったので
そろそろここに通うのも止めようと思っていました
餌はすべて食べつくされていました
ここには
タヌキ キツネ イノシシ ネズミ ハクビシン アナグマ カラス サル
が確認されています
野生動物のオンパレードです
ちょうどハクビシンがいましたよ
餌がなくなるとこの子たちも辛いでしょうが
自力で生きてもらうしかありません
でも
もう今回だけだよ
これで最後だからねと
フードをたっぷり置いてきました
浪江町川房
ここは再編後
帰宅困難地域になるところ
住民でさえ月に一度しか帰ることが出来ないところです
場所は変わって大熊町
あるバス停の小屋にいつもフードを置いています
今回も置きに行くと・・・
しゃー
誰が仕掛けたのか捕獲器にネコさんが入っています
こりゃ どういうこっちゃと
今日 別で入っている おーあみさんにTEL
どうやら おーあみさんが仕掛けたようです
こちらで回収し圏外に出てから引き渡すことになりました
大野駅の給餌ポイント
着いてみると この状態で餌はカラッポ
動物がするわけもなし
誰が何のためにしたのでしょうね
餌を入れてまた元に戻しました
そしてこちらは今回の一時帰宅のお宅です
たぶんこの手前の道路から先は 帰宅困難地域になるのでしょう
お宅に続く細い道路も封鎖する準備がしてありました
見えているのに帰れない
そういうことです
こちらには3.11以前に世話をしていた猫が まだ残っているのです
行く度に ボランティアさんたちが捕獲器を仕掛けてくれていますが
なかなか保護できないでいます
こうして封鎖してしまったら
また猫たちを見捨てることになるのです
そのことが飼い主の方々をどれほど苦しめているか
国や行政は解って欲しいです
こちらのお宅で1匹保護
残念ながら飼い猫ではありませんでした
飼い猫ではなかった場合 おーあみさんに お願いすることになっていました
私一人では引き受けることも出来ないのです
おーあみさんが いてくれなければ リリースすることになっていたでしょう
おーあみさんに感謝
お世話をしてくださるシェルターボランティアの方々に感謝です
お墓参り
こちらも帰宅困難区域になります
この地に戻るために 人間も動物も あと何年苦しめばいいのでしょうか
コメント
コメント一覧 (5)
我が家の近所の河原には、以前毒入りオヤツがあったそうで、
一匹の飼い犬が旅立ったと、噂で聞きました。
動物嫌いvs動物好き
いたちごっこに、なりませんように…
国や行政を変えるのは、非常に難しいことですが、何か
しないと、堂々巡りですね?
でも、何を(`Д´;≡;`Д´)どうしたら良いのか…
わからないけれど、小さなことからでも自分の出来る何かを
探していきたいです。
警戒区域の全ての飼い主様が、幸せな結果に辿り着けますように…
まだまだ、取り残されている動物たち
帰れない住民の方々
ブログを拝見するたびに
胸が痛みます。
取り残されたご先祖様はどうしたらいいんでしょうか。
猫ちゃん達が1匹でも多く保護されますように。
お預かり出来ずに胸が痛みますが、皆さんの活動を陰ながら応援しております。
捕獲器の茶とらさんの目が、どことなく冷めた、寂しそうな目に感じます。
そういえば、以前よく目にしたオール電化の
CMはさすがに見ませんね。
ボロボロになったオール電化の看板も虚しい
だけですね。