むにゃ

もうたべられないよ

シロ　しばらくサラバだ

東名高速をひたすら西へ

走り始めて約２時間

内臓も動き出し　お腹が減ってくる

オタザップでは一日一食　夜だけルールですが

急遽　ルールを変更

「お出かけしたときは　いつ何を食べてもいい」　ルールを発動

ええ！？　本当に！？　マジで！？　食べても怒られないの！？

ひゃっほう　何食べてもいいんだぜ！

ということで　静岡で　ごぼう天そばを摂取

わたしがルールブックだからいいのだ

静岡ＳＡに売っていた　「おおたのマヨネーズ」

マヨ好きの私だが　さすがにこれは我慢した

名古屋過ぎたあたりで強烈な渋滞に遭うも

昼過ぎにはなんとか実家のある滋賀に到着

もろもろの用事の合間に　叔母に　コメダコーヒーでご馳走になる

どれどれ

何があるのかな　とメニューを見たら

これはしょうがない

もうしょうがない

我慢しろというほうがおかしい

ウィズキャトルの代表の永澤さんが　

どうして牛のためにボランティアをするのですか　と尋ねられ

「出会ってしまったから」

と返事された歴史に残る名言がありますが

このときもまさにそれ

小倉トーストに会ってしまったから－－

ああ　ごめんなさい　ごめんなさい　こんなのと一緒にして　ごめんなさい

実家のほうの所用を済ませ　夕方　滋賀を出発

大阪へ楽しみにしているライブを見に行く

現地では友人の　うたさんと合流の予定

がしかし　じつは滋賀出身だが大阪の地理はまったく知らない私

今回初めて　たまたま中古タントついていたカーナビのお世話になる

新しいものは好きだけどなかなか使いこなせないせいで　すぐに否定的になる私は

普段からカーナビなどを信用していないのだ

福島に行っていたときも

前の車ココアにはカーナビなんかもつける気はさらさらなかったので（つける金がなかったという）

地図と記憶で２０キロ圏内を縦横無尽に走り回っていたのだ

しかし今回

せっかくあるのだし一度性能を見極めてやろうと思い

あえて何も調べずカーナビオンリーで行ってみることにしたのだ

さあ　見せてもらおうか　お前の性能とやらを

つ　着きました・・・

なーんも考えなくても　ナビに言われたとおり走ったら着きました

すごいぞナビ　ぼくはしんじてたよ

またたのむね！

これはライブ会場があるビルの吹き抜けにあったオブジェ

六文銭・・・・

さなださん？

ほーう

なんでも来年のＮＨＫ大河ドラマが

真田幸村を取り上げるそうなので盛り上がっているとか

ほーう

ほーう

始まった！

「チカチカ　ライブ」ですよ

お二人とも　お名前がチカさん

だからチカチカ

照明もチカチカ・・・してなかったか・・・

どういうアレなのか良く分かりませんが

選曲が７０年代　８０年代のＰＯＰＳ系デスコミュージック

手拍子もずれるというリズム感が皆無のわたくしは　当時デスコも行けず

デスコの表の道路に指で「の」の字を書いていたのを思い出しました

懐かしいなー

あ　タレントさんを張り込んでたのだったわ

そして！　

アースウィンドアンドファイヤー　（チカ姉さんいわく風林火山）　の

「ファンタジー」が始まった！

うわー懐かしい！

もう体が自然に動き出す

しかし微妙にリズムがずれている

「ファンタジー」を聴くと　なんといっても淡路島なんだよなあ

私の中では風林火山の「ファンタジー」　アバの「ダンシングクィーン」　イコール淡路島だ

当時付き合っていた彼女とスズキの軽自動車「フロンテクーペ」でドライブしたっけ（遠い目）

まあそれから３５年後のこの日の深夜　

ダイハツの軽自動車「タント」で淡路島を走ることになるのですがね

ひとりぼっちで

変わっていないどころかグレードが落ちているがな

ライブ会場は中華の美味しいお店だそうで

何も注文しないのは失礼になるってんで

大好きなチャーハンを食べる

いいんです何食べても

デスコミュージックから第二部はラテン音楽へ

それにしても　お二人ともちっちゃいのに声は大きい

ん？　大きいというのか？　まあいいや

軽妙なトークで笑わせてくれるし　

音楽は私たち世代の知っている曲ばかりで　本当に楽しい時間をすごさせていただきましたよ

あっというまの約３時間でした

シャー！

ライブ後　チカ姉さんと　うたさんと記念写真

姉さんは「ねころん」という名の保護したキジトラ猫の飼い主さん

友人のうたさんも「カツヲ」という猫を飼っています

猫つながりなんだよなあ

ライブも終わり

うたさんを難波の街に送って四国に向かいます

このとき時間は２３時

私にはカーナビがついている

楽勝気分だ

しかし大阪の一般道をナメてはいけなかった

カーナビで表示されている「道」は１本でも実際は１本ではないのだ

いや１本なのだが車線が６車線あったり　たくさんありすぎて・・・

右折したくても左寄りの車線を走っていたら無理だし

高架橋の柱にブロックされて車線変更が出来なかったりしたことももあった

いやー難しいなあ

それでも何とか阪神高速神戸線に乗ることが出来

明石に向かって走ります

阪神淡路大震災でバッタリ倒れてしまったあの高速道路は

幅も広くなって復活しています

神戸

私が呉服卸会社で丁稚奉公していたときに担当していた地域

まだ葺合区とかがあった時代（確か統合されて中央区になったとか）

高速上で　しかも夜だったから懐かしく思うほど景色も見えず通り過ぎ

明石海峡大橋を渡って淡路島に

ライブで聴いたチカ姉さん曰く「風林火山」の曲　ファンタジー　が頭の中をリフレインする

しかし歌詞もよくわからずテキトーなんだけど

次の予定は香川県観音寺でうどんを食べること

ついでに友人の家を訪ねる

「９時４５分に迎えに行くからね」

うどん屋さんが開店する１０時にあわせて　お店になだれ込めるよう

きっちり準備しておくように友人宅には伝えてあるのだ

淡路島から鳴門大橋を渡ったところで睡魔に襲われ休憩

ここで結構寝てしまい

観音寺でネットカフェを利用しようとしていた計画は中止

途中　何度かの休憩を挟み・・・

着いた　

９時４５分　ちょっと小雨

玄関で仁王立ちだ

几帳面で　時間に正確な私は　オンタイムでピンポンする

しばらくして

「はい・・・」

息子が現れた

おお　大きくなったなあ　

前回来たときから２年以上経っているからか背がむちゃくちゃ伸びている

準備は出来とるか？

「お姉ちゃん・・・歯を磨いている・・・」

なにょー！？

早くうどん屋に行かなければ「かきあげ」が売り切れてしまう！

だからだから９時４５分に行く言うたやろー！

友人のカミさんがでてきた

「おはよー」

相変わらず明るいカミさんだ

早く行かないと・・・と私が言う前に

「仏壇にお参りしたってや」

あっ　

忘れてた

も　もちろん分かってたがな　と仏壇に向かってぶつぶつ・・・

お前の嫁はんは大したものやなあ　とか

子供２人とも良い子やなあ　とか

むかし一緒に観て盛り上がった映画

ブラックホークダウンの翻訳者の方と知り合いになったんやで　とか

うどんが　もう食えないなんてほんま損したなあ

死ぬと損やなあ　とか

ちょっと急いでいるから　これくらいにしといてな　とか

お参りしている間に準備が整ったようだ

これですがなー

２年以上　待ってたんですがなー

お稲荷さんも最高です

新メニューが加わっていた

白味噌でお雑煮気分

今回は食べなかったけれど気になる気になる

うどんを食ったら用事は終わったようなもの

あとは適当に

大富豪したりごろごろして過ごす

息子

高２になった

背をもっと伸ばしたいらしい

背なんてものは　ご飯いっぱい食べて運動したら伸びるもの

私は高１のときに　ごはん７杯くらい食べて運動してたら１年で１０センチ伸びた

がんばれ

娘

かわいいかわいい

小さいのう

今年の春　美術系の高校を卒業

映画監督になりたいらしい

もうすでに短編のものを撮っていて見せていただいた

ほのぼのとしたいい感じのもので　未来を期待させるつくりであった

しかしこの娘　外見からは想像がつかないが　ちょっと変わっとる

以前　マンガを描いたのを見せてもらったが

「いい話」と思わせておいて　めっちゃバッドエンドだったのに衝撃を受けた記憶がある

今回も一枚の絵を見せてもらった

Ａ３より一回りほど大きいキャンバスに描かれた絵は

「仰向けに絶命しているヤマトゴキブリ」

めちゃリアルだった・・・

テーマは「動物」だったらしい

夕飯を食べにいく途中に案内してもらった小さい港

家から１５分ほどで到着

奥に見える小さい島は無人島で　手前の連絡線で行くことが出来る

さすが瀬戸内

「つた島」と呼ばれるこの無人島は

シーズンにはキャンプや海水浴客でにぎわうのだ

この看板

娘の高校でデザインし制作したそう

ロゴも生徒たちが作ったようです

海水もきれいで　泳ぎたくなった

うーん　いい感じ

また来よう

さて

今晩のごはんである

すばらしいリゾート感がいっぱいのカフェレストラン

ここで食したのが

ピザ！

い　いいのである

オタザップは一時解除になっているから

だいじょうぶ　だいじょうぶ

しかし美味い

本当に美味かった

飲み物は食事についてくるドリンクバー形式

彼氏が出来たらしい

許せない

彼氏は東京で役者の勉強をしているらしいので

今度ヤキを入れに行って来ます

いいところでしょう？

友人が育った場所

もうヤツは年をとらないけど　気持ちではこれからも友人だ

モノにこだわり　写真にこだわった友人

調べることも好きで　何でも良く知っていた

面倒くさがりの私の良きアドバイザーだった

きっとこれからも心の中でアドバイスを求めるのだろうなあ

友人亡き後も人を雇い入れて写真事務所を切り盛りして

自らもカメラマンとなった友人のカミさん

ほんと立派だ　頭上がりません

今回の弾丸トリップ

中身の濃い　すばらしい旅でした

帰りは途中で休憩しながらひたすら走って東京へ

夜８時に四国を出て　自宅に着いたのが翌朝１０時

結局２泊は車中で過ごすこととなったけれど

上にかけるものを持って行っていたので　わりと快適でしたよ

うん　また行こう

長々とお付き合いありがとうございました