希望の牧場
2011年6月に発表された国の全頭殺処分指示に反発し
現在も323頭 (2016年5/9現在) の被爆牛を生かし続けている牧場

夕暮れ前の牛たち
常に食べています
一見のどかな風景が広がっています

吉沢代表
トラック荷台の修理中

バチバチバチッ
「顔が焼けちゃうんだよね」
とか言いながら無心に作業をしておられました
ずっといると こちらの目も悪くなってきそうなので退散して牛舎へ

牛たちはしっかり餌を貰って満足げ

伊東先生
今日は しずお姉さんと旧牛舎の修繕をしておられたようです


この2カットは4月に撮影した写真です
しずお姉さんの手を一生懸命なめている牛がいました
私たち一般人には 普段 馴染みの無い牛
ただでさえ食用にする家畜ですから
私の場合 なるべく意識的に見ないようにしてきていて
牛のことなど ほとんど知らずに生きてきていました
しかし 福島の悲劇をきっかけに こうして牛たちを間近に見ていると
私たちが一緒に暮らしている猫や犬たちと何も変わらないことが判りました
「当たり前だよ」
そうおっしゃる人もいらっしゃいますでしょうね
でも食べちゃうんですよね・・・
自分ちにいる犬や猫や小動物は食べませんよね
でも彼らは食べられるために生きています
愛情をかければ飼い主のことを信頼してくれ
親愛の印としてペロペロなめてくれます
以前 吉沢さんにスリスリ甘えるガガを撮影したこともあります
しつこいようですが犬や猫は殺して食べない
牛やブタや鶏は当たり前のように殺して食べる
50年以上さんざん食べてきた私がいまさら何も言えませんが
今回こういうことを考える機会をいただいたと思っています
ペロペロ人間の手を舐めてくれる牛
私たちはこの子にどう応えてやればいいのでしょうか

ドッドッドッ
ひやー こわい
勢いよく近づいてきた牛
でも大丈夫
直前でぴたっとストップして何をするでもありません
私に興味があるようでずっと離れませんでした
撫でようとするとビクッとしましたが
最終的にはおとなしく撫でさせてくれましたよ

山に陽が沈みました
静かな夜がやってきます
夜の牛を一度撮影してみたかったのです
今回は様子見で 次回泊り込みで本格的に撮影しようと思います
今まで腰が引けていた牛を頑張って撮影しようと思いました
吉沢代表 しずお姉さん 伊東先生にも許可をいただきました
もちろん木野村事務局長にも伝えてあります
さあ夜はこれから
撮影できるのでしょうか(笑)
出来たとしても難しいことになるような気がしますが
チャレンジしてみますね
一部の写真を次回のブログでお見せすることにします
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コメント
コメント一覧 (6)
ありがとうございます。
猫飼い(現在7にゃん)として
かつ、普通に
豚肉も鶏肉も“牛肉”も食す
おばさんとして
悶々と思っていたことを
きっぱり語ってくださって
ありがとうございます。
答えは出ませんが・・・
考え続けて行かなくちゃイケナイと
あらためて教えを頂きました。
動物も植物も、そこにそうして生まれたいと
自ら願った訳では無く、ただ、たまたま
そのように「生命」が授けられた・・・
「自然(しぜん)」とは
「自(みずか)ら 然(しか)ある」
のだと教えられたのは、はるか昔。
“希望の牧場”の牛たちは
今こそ、まさに、自ら然あるように見えます。
その手助けをしてくださっている方々に
感謝!!
解釈が違っていたら、ごめんなさい・・・
施設が壊れて、馬肉に加工できないのです。
出来ないけれど、馬肉となる馬はそのまま生きている。
生きているけれど、続く余震に怯えて死んでしまう可能性が大きいそうです。
美しい目をしてこちらを見ている画面を見て、涙が出ました。
殺して食すくせに、他の理由で”死”を迎えることに残酷さを感じる。
憐憫を抱く。
本当に自分の勝手さに情けなくなります。
せめて、頂いた命としての食肉は無駄にしないようにきちんと感謝して食そう。
これ位しか私には今思いつきません。
もうーすさんのブログを拝見するたびに、命ということについて深く考えさせられます。
そうですね、猫は可愛がっても食べる、なんてしない。
鶏や牛や豚は・・・
読んでて涙が出てきました。
命を頂いて、命で私が今生きているんですよね。
改めて深く考える機会を、
ありがとうございます。
命を捧げてくれた動物たちに対しては
残さず食べる、食肉は無駄にしないようにきちんと感謝するのは当然の事。
もっと深く、動物の権利のため。
屠殺の痛みや恐怖、ストレスなどの苦痛を最小限に抑えてほしいです。
感謝だけでなく、動物福祉の向上を訴えていくことも必要ですね
でもこの前、食用とされているらしい猫の1匹が囲いの金網に登りついている写真を見ました。
あー、やっぱりダメだ・・・と思いました。猫が食べられるために捕まっている様子は、なんて残酷に見えるのでしょう。我々にとっては意思さえ通じ合うようにも思える猫という動物。
金網に張り付いて逃れようとしていた猫は幸いにも救出されたそうです・・・。
「肉になる動物」のことを考えると悩みはつきません。
それに猫だって肉食で、魚や肉をバクバク食べてるし。
ただ動物は無駄に殺したりはしないだろうし、人間でも遊牧民や狩猟生活をしてる人は、無駄に殺したりはしないと思います。
私は健康上の理由で、今肉はあまり食べないようにしていますが。牛乳の変わりに豆乳にするとか。
今NHKで精進料理の番組をやっていて、面白いです。野菜の皮とか捨てないで使ったり。肉を使わないコロッケとか、揚げ物で満足感を出したり、出汁を使って薄味にするとか。
曹洞宗の住職が料理の先生なんですよね。私の父の実家も曹洞宗の寺で、父が子供の頃、味噌汁を飲んでないのがばれないように、親が見てない隙に箸でかき混ぜて飲んでるふりしたと言ってたのを思い出しました。