何日か前
                                              
                                              
                                              
中学時代の同級生から一本の電話がありました

大津市内の山にキノコ採りに行った時

猫がいて

その猫たちに

朝夕餌をやり続けている人がいたと

その方は もうかなりの長い間

給餌に通っていて

身体を壊したりしながらも

猫たちのために通い続けているのだといいます

友人はそんな方に驚き感動し

私にも一度 話を聞いてあげてくれないか

ということを連絡してきたのでした




l07819
そして先日

夕方の給餌時間に合わせて

友人に聞いた現場に行ってきました

現場は舗装はされているものの

殆ど車も通らず人通りもない寂しい場所です


バイクでゆっくり進んでいくと

ちょうど餌をやっている

Uさんという女性に会うことができました



現場では餌やりもあるので

詳しい話は聞けず

本日 時間を取っていただき

詳しいお話を聞くことができたので

紹介させていただきます

お話を聞けば聞くほど凄い方で

こんな方もいらっしゃるのだと感動しました



Uさんは大阪出身の方で

12年前 大津に移り住んで来られました

健康のために

近くの山の遊歩道などを歩いていたら

猫たちがいたるところにいたといいます

その当時 餌をやっていたのは

70代の老夫婦で

その餌がとんでもないもので

ラーメンとお米のご飯を

地面にばら撒いていたそうです

人があまり来ない場所とはいえ

それが非常に不衛生であったのと

猫たちの健康を考え

Uさんはキャットフードを

器に入れて与えることにしたのでした


それから約二年ほど老夫婦と同時進行で

餌やりをしていましたが

老夫婦の奥さまが脚を悪くされ

現場から離脱していき

餌やりするのはUさんおひとりになってしまいます

それからがUさんの孤軍奮闘が始まり

声をかける人はいても協力する人は現れず

やがてUさんを変人扱いする人も現れ

また猫嫌いの人間からは給餌を妨害されたり

大変な思いをされたそうです

しかし猫たちのことを思うと

餌やりを止めるわけにもいかず

12年経った現在もやり続けている凄い方なのです


話しは長くなりますが

Uさんが凄いのは

12年もの間

餌やりを続けるということだけでも

なかなか出来ることではありませんが

さらに凄いのは

12年前は30数匹いた猫たちが

現在は4匹までになっているということ

これはUさんがたった一人で

捕獲しながら手術をしてこられた結果なのです

私が驚いたのは

そうやってTNRをしてこられたのですねと言ったら

キョトンとしてTNRって何ですか?

と聞き返されたのです

UさんはTNRということを知らなかった

インターネットというものも

殆どして来られなかったので

そういう活動があることすら知らなかったのです

しかしこのたくさんの猫たちの繁殖を抑えないと

ずっと猫はそのままだと肌で感じておられたようで

自然と避妊去勢手術を始められていたのです

もちろん寄付など集める術もありませんから

自腹で・・・

最初の頃は捕獲器などの存在も知らなかったから

餌をやり馴らして手で捕まえるしかありません

ひと月に1匹から多くて3匹

それをしている間に

残りの約30匹の中のメスが出産し

結局 猫たちが減ることはありません

減るどころか増えてしまう

対処できず死んでいった猫たちも

たくさんいただろうと推測されますが

Uさんは諦めないで手術をやり続けました

後に動物病院で捕獲器を借りたりして

手術するペースも上がったといいますが

それでも一人きりでの活動です

それは私たちには想像できない

壮絶な戦いだったろうと思います


その無理がたたったのか

Uさんは脳梗塞で二度倒れてしまい

その間 知り合いに頼み込んだり

有料で餌やりをお願いしたりしながらその場を凌き

「幸い」身体は片目が見えなくなっただけで
(ご本人がそう仰ってます!)

また現場に復帰しておられるのです


しかし

いくら猫のためと気力で続けようとしても

また倒れることもあるかもしれません

それがとても怖いとUさんは仰っています

現在

残っている猫は4匹! にまでなりました

30匹以上いた現場を

たった一人で朝夕餌をやり続けながら

手術もして 4匹まで・・・

世の中には凄い人がいるものだと

こんな方が居たんだと

皆さんに知っていただきたく

ブログに掲載させていただきました



残った4匹の猫たちを紹介させてください

猫たちは一か所に4匹居るわけではなく

2匹 1匹 1匹と

3カ所に分かれているのです



まず2匹


l07759
黒猫しょうちゃん 10歳


l07774
三毛猫チャタ 10歳


この2匹は兄妹で

仲良く寄り添って生きています



l07820
Uさんにご飯を貰う しょうちゃんとチャタちゃん



l07835
おいしい おいしい


12年も活動を続けておられますから

猫たちの年齢も把握しているのが凄いです



l07854
Uさんが置いた発泡スチロールハウス

寒いと二匹が仲良く入って温まります

しかしこういうものも

猫嫌いの人間に壊されたりしたことが

何度かあったといいます



次の現場




l07701
キジトラのビッグくん

オスで11歳



l07698
人懐っこい男の子だそうですが

初めての私に警戒中




最後は




l07732
キジトラのグレくん

12歳のオス猫です



l07715
寒いこの季節

たくさん食べて脂肪を蓄えています


実はこの現場にはあと2匹の猫がいました

三毛のお母さんババちゃん14歳くらい

その子供もっちゃん11歳

l49618
Uさん撮影

この二匹は高齢であるババちゃんを心配して

つい先日 保護されています






以上残った最後の4匹

この子たちがおうちに入ることができれば

12年に及んだUさんの活動は終了できるのです

保護や給餌など

もし協力できる方がいらしたら

ご連絡いただけますでしょうか

otacat@ymail.ne.jp

どうぞよろしくお願いいたします