昨日の暖かさと打って変わり
                                              
                                             
                                              
今日は寒々しい雨です

冬の雨は一番苦手

個人的にですが

まだ雪の方が暖かいような気がします


と まあ

寒けりゃうちの中に入れる

そんな人間の話はどうでもいいですね

紛争地では家を焼きだされ

凍えながら避難している人もいる

凍えながら侵略者と対峙している人もいる

地震で家を破壊され

帰るところも無くなったり

瓦礫の中で凍え息を引き取っていく人たちがいる

寒さというのは生物が生きていくうえで

かなりの障害になるものです


それで猫です

猫に限らずなんですけれど

私は猫が大好きなので

どうしてもこちらの話なってしまうこと

どうぞお許しください

そんな寒い寒い今の季節の中

外にいる猫がじっと耐えていることを思うと

なんとかしなければと思うわけです


もし自分が力ある人に

お前は外で生きていけ! と言われたら

到底無理ですがな~

勘弁してくださいよ~



言った人の脚に迷わずすがりつきますよ

間違っても

おうっ やったるわ!

なんて言いません


真冬のサラエヴォで帰るための車が

なかなか来なかった時を思い出します

ひとりぼっちで寒いし心細いし食べ物はないし

もう終わりかと思いましたよ

あ 結局お迎えの車は来て

乗せてもらってルンルンで街を脱出できました

いやそんなことはいいのです


力のあるものにそのように強制されたら

抗うことができなかったら

それに従うしかないじゃないですか

私たちはそれと同じことを

猫にしているように思うのです


猫は外にいるのが当たり前だ


少しは可哀想だと思うけれど

しょうがないよね 猫だし


助けてやりたい

暖かいうちの中に入れてやりたい

でもなあー(この先にいろいろな言い訳が続きます)


猫は必死で生きています

一日 一日を 何とか凌いで生きているのです

元気そうじゃないのー

ご飯いっぱい貰ってるじゃないのー

みんな丸々して幸せそうねー

でも忘れちゃあいけませんよ

「外で生きている」じゃないですか

ご飯さえもらってりゃ幸せですか

撫でて貰ったら幸せなんですか

自分に置き替えてみたり

猫たちの未来はどうなるのかとか

想像力を働かすことをしませんか

私は想像力働かせすぎて妄想になったりもしますが

近年というか もうずいぶん経ちますけど

猫ブームを見ていると

想像力のない人たちによって

ブームが起きているように思います

日本各地に猫島と呼ばれるところがあったりしますが

それを知ってある島では早10年以上が経ちます

依然として猫がいっぱいいるってどういうこと?

ずっと繁殖しているの?

未だ100匹以上いるって・・・

注目された時に不妊手術に着手していれば

10年も経てばかなりの数が減るはず

自分がしていないのに

言うだけなのは心苦しいけれど

気が付いた人もいるでしょうに

なぜしなかったのかと思います

想像してみてください

当時100匹 現在も100匹だったら

生まれた子たちが

全部育っているわけじゃないこと分かりますよね

1年で2回も3回もお産をするんですよ

膨大な数の子猫が亡くなっているんです

ちょっと想像すればわかるはずなのに

なぜ島に行ってカワイイ~なんて言えるのか


まあこれは目立つ例ですが

これと同じことが規模は小さいけれど

私たちの目の前で起きているのですよ

外で生きている子は家の中に入るべきです

でもたくさんの猫を保護するのは現実的に無理

だから皆で1匹ずつ保護しましょうよ

そのまま飼えなければ里親探しをしましょうよ

どうしてもどうしても保護できなければ

保護出来る人を見つけましょうよ

保護できなくて順番待ちの子たちには

申し訳ないけれど手術をして

次のチャンスまで待ってもらうしかありません

でもその間も保護出来る人を

里親さんを見つける努力はしましょうよ

ただ愛でてカワイイね~ではなくて

こういう猫ブームになって行けばいいと

そういう流れをつくるのが私の理想なのです

当然やれる人はもうすでにやっていますよね

でも自分でやれることなんて限界がありますから

次は外に向けて発信していっていただけたらと思います

頑張る人の姿はきっと人の心を動かすはずです

私も東京にいる時は多摩川で

こちらでは2年前

毎日かかさず餌を運んで来られている方を見て

感動して動き出したのです


なんてことをだらだらと書いたのには理由があります

明日保護しようとしている子がいるんです

ところがその子が最近ご飯を食べなくなって

弱って来ているということでした

この寒さで体調を崩したのか

詳しいことはまだ分かりません

もっと早く保護出来ていれば・・・

元気な時に保護していれば

里親さんもすぐに見つかり(わかんないけど)

幸せになれたかもしれません

長く外にいたせいで

里親探しどころか

治療から始めないといけなくなりました

判断の遅れで保護してくださる方に

かけなくても良かった負担を

かけることになってしまった

里子にも出せない

治療費もかかるかもしれない

明日にならないと正確には分かりません


その子がいることは私もずっと前

去年から知っていたのです

いろいろ理由を付けて先延ばしにしていたのです

もっと早く動いていればと後悔することしきりです





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やっとボスです(笑)

口の周りに少しミルクがついています

かわいいです



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今日は補液しました

おとなしくて超いい子でしたよ

終わってからも膝から動きません

ラッキーにも30分くらい抱っこさせてくれました




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凛々しいボスです

キリっとこのようにして座るところは

うちに来てからは見たことがありません


食べものは

私の想像でしかありませんが

一日を生きるのに最低限分しか食べていません


パウチ一袋 行けたり行けなかったり

ちゅーるスープ✖2

たまにミルク

時々ちゅーる

時々スープ仕立てのパウチ

時々カリカリ少々


こんな感じです


それでも保護前 保護時は

もうほぼ食べることはなかったのです

それが何とかここまで食べてくれるようになった

保護するのが遅かったとはいえ

ボスに快適な場を与えることができたのは

本当に良かったと思います



かわいいボスがうちに来てくれたこと

感謝感謝です

ということで私は喜びをかみしめながら

毎日ボスを撫でてキスをしているのです