2020年  去年のこと
 
季節は夏
                                             
                                              
                                              
暑い日が続いていましたが

ちゃーしゅうは のんびり過ごしていました




l01779-02
あ いた




l01538
ちゃーしゅうには指定席みたいなものがあって

それは おじいさんがお昼寝をする

マットレスの横





l00979
おじいさん子猫が好きで

子猫にかまけていても

ちゃーしゅうは黙って見ています(右端)

この時はそんなに面倒を見られないのに

水槽に亀までいましたよ

一生懸命お水替えしてましたけれど



何ごともなく

平和な日々が続いていましたが

私の心は穏やかではありませんでした



夏が過ぎると9月から台風シーズンに入ります

前年の令和元年台風19号は

10月12日にやって来ていました

もし同じ時期に大型台風が来たとしたら

もうあまり時間がありません

また犠牲が出る前になんとかしないと

河川敷のこのエリアにいるのは

ちゃーしゅうだけではありません

人にそこそこ馴れているからと言っても

10匹以上全員を保護するのは至難の業だし

保護出来ても置いておくところがないのです




l65929268

l65929268-02
H様提供写真

同じところから撮影



手前の堤防まで浸水しています

ここにはかつて河原猫シロやボスたちがいた場所

2009年の話です

あの頃にこうならなかったのは

本当に運が良かった



保護して避難させることができないなら

他の方法を考えねばなりません

私は掟破りの

保護前の里親募集に踏み切りました

と同時に増水しても彼らが生き残るための

少しでも手助けになることを考えました




l09334
去年はちゃーしゅうのように木にしがみ付いて

難を逃れた猫たちがいるということで

二か所木の上に木箱を設置

これは福島で使用していた「えさ台」を流用しました

中に入れば雨風をしのげます

利用してくれるかどうか分かりませんでしたが

無いよりはましと思い

高校生の知り合いに付けてもらいました

お礼はくら寿司で腹いっぱいということで(笑)





l01055
ホームレスさんの中では

トムソーヤに出てくるような

木の上の避難所を設置した人もいました

この方も猫が大好きで

殆どが猫のために作ったようなものだったのです

ただこれは目立ちすぎて

行政からダメ出しが出てしまい

解体の憂き目にあいました

もったいないけれどしょうがない・・・



そして同時に告知したり

知り合いのつてを頼ったりして

里親募集や一時預かりを募集し

まずは1匹 歳を取った子を保護

大田区の愛護推進委員さんが預かって

里親さんを見つけてくださいました


そして二番目に

ちゃーしゅうを預かっても良いと

手をあげてくださったのが

まなさん



まなさんは

福島にも二度来ていただいたこともある

個人の保護活動家

ご自分でもお住いの地域の猫を保護して

里親を募集したりしておられます



その方が ちゃーしゅうを引き受け

里親探しをしてくださるということで

お願いすることにしたのです





l01041-02
どしたの?



自分の運命が変わるのを知らず

寛ぐ ちゃーしゅう

はたして上手く捕まえることができるのでしょうか






スモールちゃーしゅう
なんだか ぼくのまわりのにんげんが
あわただしくなってきたんだ
なにかがはじまっているとおもったよ