ミスカ母さんたちの引っ越し先から
いつもの場所に戻ってまいりました
いつもの場所におられるのは
ホームレスの田中さん
この辺りの猫のお世話を
ボランティアの村井さんと協力して
面倒を見てくださっている
やさしいやさしい人
ほどなく猫がやって来ました
この子は・・・
はなちゃんです
はなちゃん元気だったかい
エルたちが保護される以前
はなちゃんは日陰の存在でした
しかし今では
ここいらを仕切るボス猫となっています
あんただれ?
んー どっかでみたことあるようなー
ぴたっと足を止めて
けげんな表情を浮かべます
仲の良い青さんや
田中さんの元に行ってから
私もついでに
触らせていただけるサービスに預かります
たぶん人間ならだれでもOK
但し田中さんたちがいる場合のみです
もちろんボランティアの村井さんも大好き
あまりにも人馴れしているから
里親さまを募集しています
ゴォォォ・・・
羽田空港から飛行機が飛び立ちます
その音に紛れて
かすかに猫の声が聞こえました
ニャー ・・・
誰の声?
以前 住んでいた小屋があったところは
草が生い茂り
もう入って行く道もありません
そんな草むらの中から
猫が現れました
誰・・・
ニャー
きがついてる?
わたし ここにいるから
と言ってるかのようにアピールしますが
怖がりのようで草むらから出て来ません
お前はマミちゃんじゃないか!
最近4カ月ぶりに帰って来たマミちゃんですよ
田中さんも村井さんも本当に心配していたのです
どこでどう暮らしていたのか謎ですが
とにかくマミちゃんは帰って来てくれました
とっても臆病な猫となって・・・
もともと臆病な猫でしたが 以前は
触れるくらいまでなっていたのです
それが今は警戒感MAXで
触るどころではありません
後ろも気にしています
ということは・・・
彼女が気にしているのは人間ではなく
猫
田中さんたちによりますと
はなちゃんに襲われていたので
マミちゃんはいなくなってしまったそうです
人間は大好きな はなちゃんですが
猫は許せない
怖がりだけど
やっと人間に馴れてきていたマミちゃん
どちらも可愛い猫です
ふたりとも幸せになって欲しいのですが
この場所にいる限りは無理のような気がします
外でお世話をしている猫たちの
一番怖いところは
マミちゃんのように突然いなくなること
かつてうちの近所にいたチーも
何年も姿を見なくなってしまいました
猫は家の中に閉じめるのはかわいそう
やっぱり外に出してやらないと
そう仰る方々にもしこのような状況になったら
どうするのか伺ってみたい
何が何でも探し出して保護してやれますか
いなくなるということは原因があるわけです
ライバル出現でケンカして負けたか
もしくは交通事故か体調不良か
帰れない理由があるのです
それをさも猫が自分で選んだかのように
理由付けしていませんか
田中さんはもちろん
もうすでに10数匹保護しておられる村井さんには
マミちゃんを はなちゃんを
受け入れる余力はありません
この場で
なんとかこの場で生きていってもらうしか
今のところお二人には
それしか方法がないのです
毎日現れるわけではないマミちゃん
少しでも栄養をつけてもらいたい
その気持ちが表れている給餌です
これが村井さん田中さんの
ギリギリ精一杯の愛情なのです
この時の はなちゃん
遠くで人間二人の行動を見守っていました
幸いマミちゃんが
草むらから出なかったおかげで
はなちゃんは気が付かなかったようでした
良かった・・・
マミちゃんが草むらに帰って行ったあとは
その他の猫たちのために
置き餌をしていきます
まだ少し明るかったので
ハトやカラスが寄ってきます
お二人は追い払うのではなく
餌をまいて
そちらの方を食べてもらっていました
スズメも来る!
本来は暗くなり始めからの給餌なのです
そうすると鳥たちは食べることができません
この日は私が来たものですから
1時間早い給餌となってしまいました
ご面倒をおかけしてすみません・・・
元疥癬のトラちゃんや
濃い三毛ちゃんがいる
藪の中に入って行きます
この藪の中には恐ろしい数の
蚊がいるのです
この時 村井さんは
蚊どころか食器についていた
蜂に気が付かず刺されてしまいました
毒を絞り出して水洗いを何度かして
少しマシになったようですが
こういう危険があるのですね
昔 福島で蜂に刺されたことを思い出しましたよ
給餌が終わったころ
辺りは暗くなり始めてきていました
もとの場所に戻ったら
私が初めて会う猫が待っていました
お二人に聞くと
わりと最近現れるようになったキジシロ
耳には戦った痕
毛並みはボサボサで良くありません
楽な生活ではなかったことが伺えます
ふぁーーーー
まってたよーー
よしよし
今ご飯あげるからね
お前はいったいどこから来たんだい
この子もまた
もともとご飯を食べていたところから
何がしかの理由があってそこを去り
流れて来たのでしょう
4カ月いなかったマミちゃんもそうですが
次のところに辿り着けた猫はラッキーです
そのまま消えていった猫も
きっとたくさんいるのでしょう
猫たちの生活
村井さん田中さんの活動は
ずっと続いています
私は
そこにたまに現れて
撮影して去っていくだけ
申し訳ない気持ちでいっぱいです
それでも
誰かが伝えなければ
かれらが生きていることも
やさしい人たちが
一生懸命にお世話をしていることも
誰も何も知らないままになってしまう
それが私には耐えられないのです
かつて関わった河原猫たち
そして福島の動物たち
この耐えられない気持ちが
私を動かす原動力となっています
いつもの場所に戻ってまいりました
いつもの場所におられるのは
ホームレスの田中さん
この辺りの猫のお世話を
ボランティアの村井さんと協力して
面倒を見てくださっている
やさしいやさしい人
ほどなく猫がやって来ました
この子は・・・
はなちゃんです
はなちゃん元気だったかい
エルたちが保護される以前
はなちゃんは日陰の存在でした
しかし今では
ここいらを仕切るボス猫となっています
あんただれ?
んー どっかでみたことあるようなー
ぴたっと足を止めて
けげんな表情を浮かべます
仲の良い青さんや
田中さんの元に行ってから
私もついでに
触らせていただけるサービスに預かります
たぶん人間ならだれでもOK
但し田中さんたちがいる場合のみです
もちろんボランティアの村井さんも大好き
あまりにも人馴れしているから
里親さまを募集しています
ゴォォォ・・・
羽田空港から飛行機が飛び立ちます
その音に紛れて
かすかに猫の声が聞こえました
ニャー ・・・
誰の声?
以前 住んでいた小屋があったところは
草が生い茂り
もう入って行く道もありません
そんな草むらの中から
猫が現れました
誰・・・
ニャー
きがついてる?
わたし ここにいるから
と言ってるかのようにアピールしますが
怖がりのようで草むらから出て来ません
お前はマミちゃんじゃないか!
最近4カ月ぶりに帰って来たマミちゃんですよ
田中さんも村井さんも本当に心配していたのです
どこでどう暮らしていたのか謎ですが
とにかくマミちゃんは帰って来てくれました
とっても臆病な猫となって・・・
もともと臆病な猫でしたが 以前は
触れるくらいまでなっていたのです
それが今は警戒感MAXで
触るどころではありません
後ろも気にしています
ということは・・・
彼女が気にしているのは人間ではなく
猫
田中さんたちによりますと
はなちゃんに襲われていたので
マミちゃんはいなくなってしまったそうです
人間は大好きな はなちゃんですが
猫は許せない
怖がりだけど
やっと人間に馴れてきていたマミちゃん
どちらも可愛い猫です
ふたりとも幸せになって欲しいのですが
この場所にいる限りは無理のような気がします
外でお世話をしている猫たちの
一番怖いところは
マミちゃんのように突然いなくなること
かつてうちの近所にいたチーも
何年も姿を見なくなってしまいました
猫は家の中に閉じめるのはかわいそう
やっぱり外に出してやらないと
そう仰る方々にもしこのような状況になったら
どうするのか伺ってみたい
何が何でも探し出して保護してやれますか
いなくなるということは原因があるわけです
ライバル出現でケンカして負けたか
もしくは交通事故か体調不良か
帰れない理由があるのです
それをさも猫が自分で選んだかのように
理由付けしていませんか
田中さんはもちろん
もうすでに10数匹保護しておられる村井さんには
マミちゃんを はなちゃんを
受け入れる余力はありません
この場で
なんとかこの場で生きていってもらうしか
今のところお二人には
それしか方法がないのです
毎日現れるわけではないマミちゃん
少しでも栄養をつけてもらいたい
その気持ちが表れている給餌です
これが村井さん田中さんの
ギリギリ精一杯の愛情なのです
この時の はなちゃん
遠くで人間二人の行動を見守っていました
幸いマミちゃんが
草むらから出なかったおかげで
はなちゃんは気が付かなかったようでした
良かった・・・
マミちゃんが草むらに帰って行ったあとは
その他の猫たちのために
置き餌をしていきます
まだ少し明るかったので
ハトやカラスが寄ってきます
お二人は追い払うのではなく
餌をまいて
そちらの方を食べてもらっていました
スズメも来る!
本来は暗くなり始めからの給餌なのです
そうすると鳥たちは食べることができません
この日は私が来たものですから
1時間早い給餌となってしまいました
ご面倒をおかけしてすみません・・・
元疥癬のトラちゃんや
濃い三毛ちゃんがいる
藪の中に入って行きます
この藪の中には恐ろしい数の
蚊がいるのです
この時 村井さんは
蚊どころか食器についていた
蜂に気が付かず刺されてしまいました
毒を絞り出して水洗いを何度かして
少しマシになったようですが
こういう危険があるのですね
昔 福島で蜂に刺されたことを思い出しましたよ
給餌が終わったころ
辺りは暗くなり始めてきていました
もとの場所に戻ったら
私が初めて会う猫が待っていました
お二人に聞くと
わりと最近現れるようになったキジシロ
耳には戦った痕
毛並みはボサボサで良くありません
楽な生活ではなかったことが伺えます
ふぁーーーー
まってたよーー
よしよし
今ご飯あげるからね
お前はいったいどこから来たんだい
この子もまた
もともとご飯を食べていたところから
何がしかの理由があってそこを去り
流れて来たのでしょう
4カ月いなかったマミちゃんもそうですが
次のところに辿り着けた猫はラッキーです
そのまま消えていった猫も
きっとたくさんいるのでしょう
猫たちの生活
村井さん田中さんの活動は
ずっと続いています
私は
そこにたまに現れて
撮影して去っていくだけ
申し訳ない気持ちでいっぱいです
それでも
誰かが伝えなければ
かれらが生きていることも
やさしい人たちが
一生懸命にお世話をしていることも
誰も何も知らないままになってしまう
それが私には耐えられないのです
かつて関わった河原猫たち
そして福島の動物たち
この耐えられない気持ちが
私を動かす原動力となっています
コメント
コメント一覧 (4)
uchino_toramaru
がしました
生きていてくれて良かったです。
そしてはなちゃん達も…
過酷な環境下で、やさしい人のおかげでなんとか生き延びてこられた小さな命。
本当にありがとうございます。
言葉にならなくて、もうそれしか言えません。
uchino_toramaru
がしました
忘れちゃいけない子達がまだ居るのですよね
お伝えくださってありがとうございます。
この場所に未来はなく、決して楽じゃない環境、、、、
刺さります
uchino_toramaru
がしました
ただそれをうけいれるだけ
そうなんですよね
うちの家にいる猫は、ご飯に飽きたり、気に入らないと
鳴いてもっと別の餌を、とねだります。
外にいる猫は、ご飯が多少まずかろうが、それしか食べ物はありません。
いつも完食しています。
なんだか切ないですね
uchino_toramaru
がしました