多摩川に行ってまいりました
                                             
                                             
                                              
前回が3月の末ですので

4カ月ぶりの多摩川となります

暑くて

かなり厳しくなってきたこの季節ですが

他に行くところのない猫たちは

じっと耐えていました




最初にホームレスの「青さん」を訪ね

話をしていたら

猫たちがいるところに

案内してくれることになりました

そこは普段私が訪れているところではなく

工事で住む場所を追われた

ホームレスさんの引っ越し先でした



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青さんが呼び寄せている子は

「ミシリンゴ」です

人懐っこくて保護したいと思っていた子




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しかし お世話をしていたホームレスの方が

手放さないということで断念



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お世話はされているようで元気そうです

元気そうではありますが

この場所に未来はありません




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木などがありますから

木陰に入れば比較的涼しい

水は多摩川がありますから

なんとかやって行けているのでしょう




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猫用の日よけ&雨よけ

大事にはされています




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次に現れたのが「ピラミッド」

ミシリンゴの兄弟です

この子も人懐こい




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兄弟木陰でまったりしています



すると




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このふたりのおかあさん

「ミスカ」

が現れました





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この子は去年この場所が嫌で

もと居た場所から離れなかった子

2度ほどこちらに連れ帰っても

独りでいつもの場所に戻ってしまう

もうお世話をしていたホームレスさんも

この子は保護してもらってもいいと

許可を頂いていた子でした

里親候補の方に多摩川まで来ていただき

さああとは捕獲だけ という大事な日に

ミスカは現れなかった・・・

その後しばらく行方不明になり

ミスカの情報は途絶えていたのです




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君は息子たちと暮らすことにしたんだね

あの時あの場所に居れば

君の猫生は変わっていただろうに




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300mほど離れたいつもの場所に帰ろうとすると

ミシリンゴとピラミッドがお見送りしてくれました

かれらはずっとついてくることはなく

テリトリーの端っこでストップ

あとはそれぞれ木陰に消えていきました



人間がいくら良かれと考えても

かれらにはかれらの考えがあって

それにしたがい生きていますので

なかなかこちらの思い通りにはいきません

しかし それは尊重しつつも

やっぱり猫は人間と共に生きる動物

家の中に閉じ込めることになっても

結果的には彼らのためです

なぜならかれらは

人間無しでは生きられない動物なのですから






スモール横顔
わたしたちのしあわせは
にんげんしだいということがわかったよ
おじさんと河原猫