希望牧場の続きです
                                             
                                              
                                              
希望の牧場は もともと黒毛和牛たち肉牛の牧場です

その中に一頭だけ

ホルスタインの乳牛がいます






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名前は「いちご」

メスのホルスタイン



希望の牧場から5分程の距離にあった

酪農牛舎 唯一の生き残りでした

年齢は8歳

震災直後の2011年3月15日生まれ

15日生まれだから いちご






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(2011年7月5日撮影)

当時のブログ記事
助かる命






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他の牛たちと 明らかに違う見た目

いちごは浮いた存在

この写真からでも分かります



集団から浮くというのは

弱い存在ということにもなります

それこそ

放っておけば餌を食いっぱぐれ

死んでいく個体だということですね







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だからやはりこの子も特別扱い

せっかく命を救ったのに

簡単に

希望の牧場で死なせるわけにはいきません






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その甲斐あって

立派な体格に育ちましたよ

大きな身体は他の牛たちと十分張り合えます



性格は弱く

やはり

放っておけないことには変わりありません






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馴れている人間には強気で来たりしますので

私は注意して近づくようにしています



いちご

私はお前の子供時代を知ってるんだよ

餓死で亡くなった

お母さんの身体の傍を離れずにいたね

痛ましい光景だった







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独りぼっちでぽつんといる姿は

なにやら哀愁を誘いますが

しっかり個別で餌を貰っていることは

この体格を見れば一目瞭然



よかったね





でも本当に良かったのは













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メスのホルスタイン

本来は牛乳を生産するために

強制的に妊娠させ

出産した子供を取り上げ

乳を搾り取る

いびつに発達した乳房は

私たちが当たり前だと思っていた姿

そして乳の出が悪くなると

肉牛として売られていく

そういう役目  そういう運命の牛でした








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でも このいちごは 一度も妊娠することなく

乳房も垂れていません



原発事故は いちごに自由をくれました

本来の姿で生きることを

許してくれた出来事だったのです






福島第一原発20キロ圏内には

幸福牛(幸せな福島の牛たち)たちが生きています



是非 ご自分の目で確かめに来てください