長い期間
 
そのままにされてきた牛舎があります
                                             
                                             
                                              
今回その場所に変化がありました





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とうとう解体が始まったのでした




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もう外側は 殆ど取り壊されています





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7年と9カ月の間

この牛舎を見るたびに

ここで起こった あの惨状が思い出され

何もできなかった自分の無力さを思い知る

そんな場所でした





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生き延びたガガが飲んでいた水場

彼女は出荷される前に被災し

この水で生き延び

自分の運命を変えたのでした





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一方 電気を必要とする

ウォーターカップ側の牛たちは

停電で井戸水をくみ上げるポンプが止まり

水が供給されなくなったため

ほぼ全滅に







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そういう壮絶な現場だった この牛舎が

いよいよ消えようとしています


解体され更地になってしまうと

すぐ前を走っている道路を通りがかっても

もう過去にここで何があったなど

分からないでしょう

さらにもっと時が過ぎれば

知っている人々の記憶からも消えて

なかったことになるのでしょう



しかし私は覚えていて

絶対に忘れることはありません




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彼らが苦しんでいたこと

そして死んでいったこと

その記録を写真で残しました






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2011年4月

あの日も牛舎の空は

中で起きている地獄を覆い隠すかのように

悲しいまでに晴れ渡っていたのでした