お別れの連絡が来てしまいました
                                            
                                              
                                             
白猫なのに名前はクロ

里親さまは私が冗談でつけた

その名前のままにしてくださいました





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うちで保護していた頃




時は2003年の初頭まで遡ります

招き猫で有名な世田谷の豪徳寺

招き猫のゆかりのあるお寺ということで

捨て猫が結構あったのでした

当時そこで営んでいた花屋さんがあり

その花屋さんのご主人が猫好きであったおかげで

捨てられた猫はそこで飼われたり

里子に出されたりしていたのでした



クロはその花屋さんの裏に

姉妹で捨てられていた猫でした




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この状態で捨てられていました(後ろにいるのがクロ)



当時リアル招き猫を撮影しようと

足しげくお寺に通っていた私

花屋さんともすでに顔見知りになっていました


たまたま訪れた日に捨てられていた二匹

どうにかしなければと相談し

里親さんを見つける方向でいくことに


そこですぐに手をあげてくださったのが

知り合いの雑誌の編集者であったクボキさんでした

クボキさんは二匹とも大丈夫だと言ってくださり

大喜びでお寺にご案内したのは良かったのですが

一匹が脱走してお店の縁の下に入って

出てこないというアクシデント

しょうがないのでクロ一匹ということになり

逃げた子は

花屋さんで面倒を見ることになったのでした



クロはクボキさんのお部屋の体制が整うまで

うちに来ることになりました

うちには生後半年ほどの とらまるがいます

仲良くしてくれたらいいな

なんて思っていたのですが






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あそぼー     しゃー





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あそぼ・・・      ・・・・・




なかなかクロは気難しい子で

とらまるを寄せ付けません

といってケンカをするとか

そういうことはないので

安心して見ていられました





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どいて! しゃー



現在まで とらがビビったのはクロだけです(笑)






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当時飼っていた文鳥に興味深々






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人間には怒ることはあまりなかった




捨てられた時点で2~3歳だったクロ

ということは18~19歳で亡くなったことになります

人間に裏切られ捨てられた猫ではありましたが

優しい里親さまに大事にしていただき

長生きすることができましたよ


猫の幸せな一生の見本になるような猫生

クロは幸せものでした

寂しいけれど悲しいことではない

すべての子たちに

こんな猫生を歩ませてやりたいですね



クボキさん おつかれさまでした

クロ バイバイ











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ちなみにもう一匹の猫は
幸せを呼ぶ猫として花屋さんで
可愛がられました
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