浪江町
 
餌場を回って車で走っていると
 
こんな光景が目に飛び込んできた
                                    
                                            
                                           


l06189
ちょこーん


なにこれかわいい



車を停めフロントガラス越しに撮影

もう少しクリアに撮りたくて

車を脇に駐車して外に出たら





l06231
やっぱり逃げるよね


「おまえはなんだ あやしいぞ」

「おーい みんなにげろー」


身体も大きいオスザル 群れのボスなのか





l06251
やはりそうだ

先のほうに母子ザルがいた





l06259
「あなたもはやくにげて」




l06286
「おう いまいくぞ」



l06317
「ほかに にげおくれているのはいないか」



さすがボス

ピタッと止まって後ろを確認





l06346
「みんなは ここにいるわよー」


他のサルたちは結構遠くにいる




l06354
「そうか あとはおれだけだな」

「それならあんしんだ」





l06369
「ん?」

「おおこれは」




l06381
「こうしてかわをむいて」




l06389
「おまえ」

「これなにかわかるか?」



もちろんわかるよ





l06411
「こうしてだな」

「おとしよりのまね」



なんじゃそりゃ!




l06432
「いやいや ボケをかましただけだ」

「こうしてかわをむいてな」




l06440
「なかのおいしいところをいただくのさ」



タケノコだ

それはそうと余裕だね




l06444
「まあな」

「よわいものたちは さきにいかせているからな」




l06447
「おまえひとりくらいなら どうとでもなるしな」

もぐもぐ




そうだよなー

一対一なら勝てる気がしないもんね

偉いね君は





l06472
「あんたー そろそろいくよー」




奥さんか?

呼んでるみたい







l06498
「んあ?」

「わかったわかった いまいくわー」




l06503
「ま そういうことだ」

「おれのかぞくに てをだすんじゃねえぞ」

「やっちまうからな」




と 言っていたかどうか分からないけれど

彼は家族のもとに駆けていって

茂みの中に消えていったのでした






野生って凄い

トラブルがあったらすぐに死と直結するんだろうな

そんな中で仲間を守って生きている

とてつもなく強い肉体と精神がなければ務まらない

ボスザル君

君は本当に凄いね



私はどうなんだ

地球では頂点に君臨している生物のひとりだけれど

誰かが作ってくれたシステムで食べて生きているだけ

ひとりでは何もできない生きていけない弱い存在だ

そのことを忘れて

人間は何もしてもいいんだと傲慢になり

他の生き物を支配している気になっている

そのことを考えさせてくれた映画を最近見たのです

今年公開されたオーストラリア制作の

ドキュメンタリー映画です

本編を見てみようという

そういう気にさせるトレーラーです

直接的なキツイ部分はありません





DOMINION(支配)




考えさせられます








のこされた動物たち 福島第一原発20キロ圏内の記録 
太田康介
飛鳥新社

福島で一番に切り捨てられたのは
家畜たちでした