私は謙虚な人間だ
                                               
                                               
                                               
                                                
よって自身の自慢などはしたことがない


・・・・・・・


少しはしたことがあったかもしれないが

そんなにしたことがないと思う


・・・・・・・


まあ時々はしたかもしれない



しかし今回だけ

今回だけは許してほしい

私がいかに頑張っているか

それを知って欲しいのだ


今回 仕掛けて置いた監視カメラに

私と虫野郎との戦いが記録されていたので

是非 紹介させて欲しいのだ

貴重な映像だ





001
午前5時半 楢葉町某所


日曜日の早朝だ

世間の人間たちは

まだ口を半開きで眠っていることだろう

しかし私は違う

この箱を維持するために福島にやってきているのだ





普段はとても良く寝ているので

まあこの時くらいは頑張らないといかんというのが

私の原動力だ

みんな 毎日よく寝てしまってごめん







002
戦いがあったのは

楢葉町3つ目のポイント


ふたを開けて・・・





003
左手にライト

右手に殺虫剤

そして少し距離を取る


誰が私に向かって飛び出してくるか

分からないからね

顔にくっついて

口の中に卵を産んだらイヤだもんね





004
かかってこいや!

サッと身構える私

戦闘態勢に入ろうとしているのだ





005
相手は飛ぶかもしれないし

ジャンプもするかもしれない

少し距離を取る

これが「間合い」だ

空手をやっていて良かった

先生先輩によく言われたものだ

自分の間合いを知り

それで戦うのですよ と





005-02
決まった


自分の間合いを取って

万全の体制

表情も決まっている





006
んーっと・・・

虫野郎は襲い掛かってこないな




008
・・・・・・・

しばし待つが何も起こらない

奴らは絶対にいるはずなのだ

でも何も起こらない・・・






007
離れるとよくわからんなあ


どれどれ






009
武器はただの棒に持ち替えた

私も無益な殺生はしたくないのだ

この棒ちょっと短いな・・・






010
ガサガサッ

ひゃあああああ!

飛んで後ろに下がる私






011
おい!

おまえ

あっち行って!

行けってば!

直接触れて棒に上りつかれると困るので

ヤツの回りをカンカン叩く

早朝の楢葉町に音が響いている






やがてGは私の棒攻撃に恐れをなして

「えさ台」から出ていった

ぽとりと落ちたG

楢葉町に平和が訪れた瞬間である






012
勝利のVサインだ

決してピースなどではない

Gとの和解などあり得ない






こうして私が2週間に1度のペースで

壮絶な戦いを繰り広げ

世界の平和を守っていることを

皆に知って欲しいのだ


この後

戦いはまだまだ続く

それはまた後日報告させてもらおうと思う




続く