去年から続いている
 
希望の牧場が
 
やまゆりファーム(以下”やまゆり”に略)にたいして

起こしていた訴訟
                          
                                                          

1回2回は やまゆり代表岡田氏が欠席

今回の3回目は

原告(吉沢 氏)被告(岡田 氏)

双方の本人尋問が行われました                                                      
                                                     







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やまゆりファームには現在41頭の牛がいる
青耳標が目印




裁判では 原告の吉沢氏

被告の岡田氏の順番に

双方の弁護士が尋問していくという形

約2時間で終了

私としてはこれで終わりなの?

という感じで終わってしまった



乱暴な書き方ですが裁判は事実を積み重ね

被告に非があるかどうかを判断する場

もちろん心証も左右されるでしょうけど

お二人それぞれに これまでしたことや

それについてのデータを質問して終了


これで材料はすべて揃い

あとは判決を待つところまで来たようです

8月に判決が出るそうですが

その前に和解の機会も設けられる可能性もありそう







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裁判後に行われた記者会見






私としてはモヤモヤ感が残った裁判でしたよ

それが何なのかを考えてみました



まず裁判の内容ですが大雑把にいうと

希望の牧場吉沢氏は やまゆり岡田氏にたいして

岡田氏が牧場に来なくなった

2014年10月から現在までの

やまゆり所属の牛の飼養費を請求と

岡田氏は以前からもう牛を飼育する気はなく

もしあったとしても

独立した牛の飼育は無理と判断していて

牛の放棄 やまゆりの解散

これを求めています



一方 やまゆり岡田氏の主張は

請求されている金額に納得がいかない

牛は引き取りたい しかし

牧場に来たくても来るなと言われたこと

牧場に行けなくなった半年後の2015年4月に

牛を引き取るためにトラックを用意し

アクションを起こしていることなどを述べていました



裁判ではこの二つの主張を裏付ける理由などが

それぞれ質問されていたのですが

モヤモヤ・・・・


今まで何年も双方を見てきて

内情を少し把握しているこちらとしては

言いたいことがたくさんあるわけです






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私の個人的な気持ちを述べますね

主観的になっていることをお知らせしておきます



まず

やまゆりのベースとなる理念

「終生飼育」 は どうなったのか

餓死もさせず 殺処分もさせず

牛たちの生涯を全うさせることが

やまゆりの目標だったはず

その目標は素晴らしいものだったのです



しかし内情は とてもお粗末なもので

やまゆりの前身であった「ファームアルカディア」の頃から

支援金の使い方でトラブル勃発

関わっていた東京の愛護団体が通帳を持ったまま遁走(笑)

めげずに残ったメンバーで

やまゆりファームを立ち上げたものの

大口の支援金が入ると またもめて分裂(注↓

さらに数回の分裂をへて

最後やまゆりは岡田氏ひとりになってしまった

それでも岡田氏は諦めることなく

やまゆりを継続

しかし実情は当時 約60頭いた牛を

一人で面倒をみられるわけもなく

結局は希望の牧場におんぶに抱っこ状態

それでもやまゆりは独立した団体だとして

個別に支援金を募っていたのでした




つまり「終生飼育」の理念で作ったはずの団体が

「来るな」と言われたくらいで半年間も牛を放置

べつに実力行使で妨害されたわけでもないのにです

半年どころか半月も放置すれば牛は死んでしまいますよ

もうここで岡田氏の甘えが出ています

牛は希望の牧場が面倒をみてくれているという甘えです

その甘えは現在も続いていて

すでに2年半以上たっているのです

「牛の命を自分が守るんだ」

という気持ちで始めた活動でしょう

何を甘えているのでしょうか

この状況に陥ってしまった切っ掛けが

大口の支援金があってから

要は大事なのはカネであって牛ではなかった

ということなのでしょうか












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青耳標やまゆりファームの牛たちは
希望の牧場の牛たちと一緒に仲良く暮らしています





先に書いたように

牧場に行けなくなった半年後の2015年4月に

トラックを用意し牛を引き取るという

行動に出たのは良かったのですが

その準備や手続がお粗末


まず移動する場所の確保ができていなかった

了解を得ていたのは牛を放牧する土地の地主だけだった


岡田氏が希望の牧場に来なくなって半年後

2015年4月に何の前触れもなく現れた時に

吉沢氏は県や市に許可を取ったのかと問うと

取っていないとの返事

それでは牛を連れて行っても置くこともできず

まともな飼育ができるわけがないと吉沢氏は判断

追い返したということがあった


被爆牛の移動は県の家畜保健所や

移動した自治体(この場合南相馬市)の承認が必須

これはかつてやまゆり牛たちを楢葉町の牧場から

希望の牧場に運び込んだ時に手続きを踏んでいます

当事者の岡田氏が知らないわけはありません

なのに岡田氏がとった行動は

南相馬市に「相談」電話を一本入れただけだった(判明しています)

その電話時に市の担当者から

地主だけではなく

隣接する土地の持ち主にも

許可が必要と聞いているにも関わらずしていない
(尋問で岡田氏は「やっていないと」証言)

さらに移動先は

現在も立ち入りが制限されている帰還困難区域で

普通に考えて移動の許可が下りるような場所ではないこと

岡田氏は そういう牛を飼うために必要な行動を

殆ど起こしていなかったのでした



「牛は犬や猫と違うんだ」

「素人が何十頭もの牛を飼うことなどは不可能」

と いつも言っている吉沢氏は

そういういい加減な人物に牛を任せることなどは

絶対にあり得ないと再確認したのでした









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裁判では

牛を6年もの間 毎日毎日毎日必死で

それこそ必死で守ってきた吉沢氏と

かたや希望の牧場に預けっぱなしで

尚且つ牛の飼育を自分でするための行動を

ほとんど何もしてこなかった岡田氏を

同じ立場でニュートラルに扱うのですね

当たり前なんですけどね・・・









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私には この「差」があまりにもありすぎるこの二人を

同列で扱うこの裁判にモヤモヤしていたのでした

まあ素人考えでお恥ずかしいのですが

ずっと吉沢さんを見てきた人間としては

そういう気持ちになってしまうわけですよ





ニュートラルな記事がこちらに出ています → 民の声新聞






今現在も吉沢氏は牛のために動いていることでしょう

容易に想像がつきますね

牛の世話は まったなしです




一方 岡田氏は今ごろ何をしているでしょうか

彼女ひとりの やまゆりファーム

2年以上の時間がありながら

手続きをいつまでたってもする気配もない

世話をする気もない牛たちに

そこまで拘る理由はなんでしょうか

そう考えると岡田氏の目指している目標が

なんとなく見えてくるような気がします



いくつもの愛護団体や個人がやってきた福島

純粋に動物のために動いている人間は間違いなくいます

しかし そこそこの金を生む愛護活動に目をつけて

この土地を目指してきている輩たちも

一定数いましたし 現在もいるのです




裁判の結果がどうであれ

希望の牧場 および

やまゆりファームがどういう団体であったかは

私は知っていますし その気持ちは変わることはありません







希望の牧場ブログ








(注【補足】

やまゆり2度目の分裂で団体を出た2人のメンバーは

やまゆりを出てすぐに20キロ圏内の牛たちの支援団体

「ウィズキャトル」として

希望の牧場だけではなく

20キロ圏内全般の生き残った牛たちのために

餌を調達する活動を現在も続けています