聞いてるよ
まる
まる?
呼んでるんだけど聞いてる?
聞いてるよ
2011年4月から
ずっとお世話になってきた お宅
ナカヤマさん宅
このあたりに猫が20匹以上確認され
場所が山間部の孤立した場所だったために
ボランティアさんたちがずっと保護や給餌をし続けてきたところ
私の連絡先を貼紙しておいたのをご覧になり
連絡してきてくださった方です
先日 ナカヤマさんと一緒に一時帰宅で福島へ行ってまいりました
前回の一時帰宅は昨年の10月だったそうです
もう半年以上戻っておられませんでした
今回は「えさ台」を設置させていただくのを快諾してくださり
家に送ってくれれば
あとは帰りまで好きにしていいという事でしたので
ご一緒させていただいた次第
こういう方法でも取らないと
なかなか制限区域では活動できないのが現状です
ナカヤマさんは猫を飼っていたわけではありませんでした
お隣の飼い猫がどんどん増えていって
その猫たちが自宅に遊びに来るので餌をやっておられたのです
良く懐いた子には不妊手術もしてやっておられました
そのうちの一匹に再会した記事を去年のブログで紹介しました
よろしければご覧ください
ナカヤマさん宅に設置した「えさ台」
果たしてまだ猫が残っているかどうかは分かりません
継続して給餌に行ける保証もないのですが
出来ることをやるのみです
ナカヤマさんの一時帰宅中に回りきれなかったところは
ナカヤマさんと一緒に回らせていただきました
「太田さんはマメね」 なんて言われながら
何軒も回ったにもかかわらず
イヤな顔ひとつせずに お付き合いくださいましたよ
ナカヤマさん どうもありがとうございました
先日 教えていただいた 「えさ台」カンヌキ作戦
じゃあカンヌキになるようなものを買ってくるかと
外に出て しばし思案
・・・・・・・・・・・・
ポクポクポクポク
チーン
これなら簡単だし
うちにはロープが余ってるし
ちょっとこれで試してみようかと
すでに設置してあるものの改造も
穴を開けるだけで済みますからね
でも・・・・
ロープは齧られそうな予感
すでに設置したものでは
そこらじゅう齧られているものもあるからなあ
なら針金系?
もちろんエンドの処理をちゃんとしてね
いや、やっぱり木で美しく仕上げた方がいいかな
うーん
「えさ台」が美観を損ねるのはやっぱりまずいですね
ただでさえグッドデザイン賞はいただけそうに無いデザイン
これ以上ゴチャゴチャすると住民の方も置きたくなくなってしまうでしょうね
とにかくシンプルで
置いてあってもそんなに気にならないものにしないとって思っています
そう考えると やっぱりロープはちょっと厳しいかな
ホームセンター行って考えてみます
毎日多摩川の猫たちのお世話をしてくださっている
第二の河原猫おじさん 上原先輩
ずっと前に「えさ台」を河原に提供しますなんて
偉そうに言ってしまっていながら
しばらくほったらかし
これは遺憾と
先日 「えさ台ミニ」を設置させていただきました
さっそうと自転車で現れた上原先輩(61)
チビとチョロがお出迎えしてくれます
もう何年も続いている風景
木登りが好きな猫たち
なら木の上に休憩所をということで
これから雨のシーズン
ここで雨宿りしてくれたら嬉しいです
チョロも気に入ってくれましたよ
今回の設置の目的は「えさ台」としてではなく
休憩所です
地上にはタヌキなどもいて ゆっくりくつろげないんじゃないかと思い
設置させていただきました
まあこうやって餌をあげても良いんですけどね
ここは毎日2回の給餌が行われている場所ですから
どのように使っていただいてもいいのです
心配なのは
国土交通省から撤去の指示があるだろうと予測されること
本当にダメになったらすぐに撤去は出来ます
また黄色い警告書を貼られるのかなあ
関わったからには少しでも いや出来るだけ
上原先輩もおっしゃっています
出来るだけのことはしてやりたい と
私もそうしたいです
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先日 「いかーん」 の記事で
アライグマが「えさ台」の中にある収納ケースを引きずり出す問題で
その日のコメントで あゆさん から「かんぬき作戦」のアイデアを出していただきました
いただきます!
確かに一番手がかからず 確実だと思いました
遠慮なくいただきますね
他の方々もいろいろなアイデアありがとうございました
「えさ台」は完成形ではありません
まだまだ問題も多いので皆さんのアイデアを教えていただければと思います
但し一品モノではありませんのでお金や手間がかかるのは無理なんです
そこのところよろしくお願いします
できればアイデアだけでなく試作品を作っていただけるとより分かると思います
これから私も試作品を作ってみますね
いかんいかん
これはいかん
すべての「えさ台」に 少し改造を加えねばいけなくなりました
ここは前回のムービーと同じ場所
楢葉町の津波で破壊された場所になります
ムービーは一日だけでしたが
こちらは写真モードで3日間の設置
確認に行ったのは三日後の31日
あまりのショックに写真を撮り損ねました
どういう状況かといいますと
中のケースが外に出され下に落ちていて
フードはほとんど無くなっている状態だったのです
ケースの穴は破壊され
猫ではない大きな動物が食べたようです
では監視カメラの画像をご覧ください
カメラを仕掛けた日の夕方ですね
例のシロ茶のお母さんです
そしてその子供
平和です
ちなみに「プラプラマタタビ」は上にあげてあります
風でなびくだけでカメラが反応してしまうもので(笑)
カメラを仕掛けるときは「プラプラマタタビ」は使えないのです・・・
事件は初日の夜に起こっていました
ハクビシンが登場
ハクビシンが去っていきます
この30分後・・・
なんだこのかたまりは
うはー!
アライグマとその子供たち!
子供は5匹もいます
この繁殖力だからどこにでもいるのか
登られてしまった
ケースにしがみつき
何とかしようとしています
手前にずらすことに成功し
奥に回りこまれてしまいました
そして・・・
とうとうケースは地上に
こうなったらもうおしまい
すさまじい食欲でフードを食べます
一時いなくなった隙にハクビシンがおこぼれにあずかります
猫も現れますが
もうそんなには残っていません
初めて見る三毛です
これはたぶんシロ茶の子供
いつのまにか「プラプラマタタビ」が下におりています
マタタビに反応するアライグマ
うわー 猫だけじゃないんだ
ハクビシンもか・・・
監視カメラでいろいろ分かりますね
とほほ
三毛ちゃん
この子はひょっとすると 「3度目の春」 の時に見かけた子のような気がします
その場所とここは約100mくらいしか離れていないのです
また新たな猫です
キジ白か白キジか
三毛と仲が良さそう
ってことはオスの可能性大です
また新たな子
いったい何を食べて生きていたのでしょうか
ネズミなんかは監視カメラには一度も写っていません
「プラプラマタタビ」 ラブ
期待通りにチョイチョイして遊んでいるお母さん
嬉しいけど
今回はブルーです
ケースを修繕し
中に入れて動かないようにガムテープで固定してきましたが
はたしてどうなっているか・・・
今回 カメラに貴重な写真が写っていました
アライグマの驚異的な繁殖力を確認
一度に5匹も産むのですね
どこにでもアライグマがいる理由が少し分かったような気がします
同時に余り見なくなったタヌキを駆逐している可能性もありますね
これは外来種による生態系の破壊
私たちが置くフードによって
まるまると太ったアライグマが増えているとしたら
これは大変な問題です
もちろんアライグマも必死で生きています
できれば生かしてやりたい
しかし増えてしまった外来種の行き着く先は「駆除」です
日本の固有種の野生動物でさえ増えれば駆除されます
私たちは猫を助けたいあまりに
新たな問題を作り出しているのかもしれません
行政が駆除に乗り出せば薬品や捕獲器を使用することでしょう
早急に対策をしないと駆除に猫も巻き込まれる可能性もあります
猫たちのためにも給餌の方法に工夫が必要です
ボランティアの皆さん どうかどうか工夫をよろしくお願いいたします
前回 紹介しましたカラスの続編です
この「えさ台」には もちろん猫も来ています
こちらのお宅では
カラスが去ってから
一番最初に写っていた猫カット
三毛くつろいどるわ
ネズミもいます
そして茶トラ
三毛は しょっちゅう来ていますよ
茶トラは若そうですね
まだ子猫かも
で お約束のハクビシン
100%どこでもいますね
この時は まだプラプラマタタビはセットしていません
気付く猫は躊躇無く「えさ台」から食べてくれています
考えてみれば
この子たちは一日をほとんど食べることに力を注いでいるのです
時間は有り余るほどある
少々面倒でも餌が在るのを見逃すことはないでしょう
と 思ったりしました
お キジトラもいました
捜索願が出ている子ならいいのだけど
胸が白ければ・・・
だめだ写真では確認できません
とりあえず監視カメラは引き上げてしまったけど
またセットした方がいいかもです
どうか飼い猫が見つかりますように
【業務連絡】
この「えさ台」今日5月31日も見てきましたが
順調にいい感じに餌は減っていましたよ
一袋追加しておきました
浪江町のとある場所に
設置した「えさ台」監視カメラ写真です
午前10時ごろにボランティアさんたちと合流し説明を受け
午前11時ごろには設置し終わり
この場所を離れました
その後の映像です
猫を誘引するための まき餌が確認できます
この写真の前にも1羽カラスが来ていましたが
そんなに食べるでもなく
いなくなっています
戻ってきました
一羽増えています
二羽増えて合計三羽
こりゃ仲間を呼びに行っていたのですね
それからは 入れ替わり立ち代り食べていきます
このカラスはケースの中のフードの袋を見ています
2年間私たちが置き続けたこの袋
もう何が入っているかを覚えているのですね
外に撒いたフードはあらかた食べつくしました
彼らの関心は中のフードに
何とか食べられないか考えているのでしょうね
ケースのすき間の通路にはまだ少しのフードが残っています
首を突っ込む勇者
しかし入ることは出来ないようです
諦めきれないのか
何度も来ています
約2時間半で誘引用フードはきれいになくなってしまいました
これでは猫は食べる暇も無い
というか気付く暇も無いですよね
こういうところから誘引用プラプラマタタビを思いつきました
これならカラスも食べませんからね(笑)
コメントで首に紐が巻きつくと心配していただきましたが
実際使用しているのは長いものではありませんので心配ないと思います
しかしこれで本体のフードを守れることが分かりました
これは大変嬉しいことです
結局 カラスはこの後 毎日来るものの
最後までフードを食べることは出来ませんでしたから
この方式は福島だけでなく
全国の地域猫たちの給餌に使えるかもしれないと思いました
野生動物がいない場所なら高床式にしなくてもいいですから手間もはぶけますよね
あ でもアリなどから守るためにいくらかは上げなければダメかな
雨の日でもフードが濡れなくて給餌できますから良いと思います
日曜日の松阪市の報告会に「えさ台ミニ」のサンプルを持って行きます
興味がある方はどうぞご覧になってください
作り方なども説明しますよ
希望の牧場に
明と暗があるなら
牧場唯一の猫の くいちゃんは
間違いなく明ですね
しかし
どこからともなく現れて
牧場に居ついた くいちゃん
彼もまた被災し 必死で生き残ったうちの一匹です
生き残り そして自分で最高の住処を見つけたのです
牧場のスタッフやボラさんたちに可愛がられて
自由に生きている くいちゃんを見ていると
猫本来の理想的な生活というものを感じます
家屋の横は すぐに林
くいちゃんは この広大な場所を自由に歩き回ります
くいちゃん どこいくの
なんだよ
なれなれしく呼ぶなよ
かまってほしいのかい
しょうがないなあ
って感じで
何回かスリスリしてくれます
今ぼくは忙しいんだよね
アリさんが虫を運んでいるのを見ているんだ
アリさんはすごいね
自分の体の倍ほどの虫を軽々と運ぶことが出来るんだよ
知ってたかい?
うん まあなんとなくだけど知ってたよ
ここも僕の爪とぎ場
いろいろあるんだけどね
ざっざっざっ
ちょっと失礼
ばっばっばっ
おお 野生だ(笑)
猫は隠すんだよね
くいちゃんは元気です
辛い現実を少しの間でも忘れさせてくれる存在
私が牧場を訪れる楽しみのひとつなんですよ
どうか皆さんも是非 くいちゃんに会いにきてくださいね
希望の牧場は誰でも訪れることが出来ますよ
【訂正】
くいちゃんは もともと吉沢さんのお姉さんが飼っておられた猫だそうです
すみません 私ウソをついてしまいました
そうか そういえば そんな話を聞いたような聞かなかったような・・・
訂正してお詫びいたします
ごめんなさい!
「えさ台」の改良型のお知らせです
イノシシに1台吹っ飛ばされたとはいえ
福島の猫たちに少しは役に立っていると思われる「えさ台」
カラスは100%防げ
タヌキ アライグマ などからも
なんとなーく餌を守っているような雰囲気(笑)
まだまだ問題はありそうですが
まずまずの結果が出ていると思っています
そういう「えさ台」ですが こいつには難点が在りました
どこかといいますと 大きいということです
このサイズでは
私のココアでは たった2台しか積めないのです
まーこりゃ効率が悪いとは思いましたが
それでもやるしかないとコツコツ運び現在は15台設置しました
しかしこの調子ではダメだと思い
私は悪い頭で考えましたよ
最初の「えさ台」を設置してからもう3ヶ月以上経ち
監視カメラで猫が来ていることを確認したうえで
なるほどと思ったことがありました
餌があまり減らないのです
猫が食べるだけだったらそれほどの量は必要ないのです
野生動物が食べられないようになると
こんなにも差があるのかと思うほど減る量が違います
ということは
「えさ台」もそんなに大きいものでなくても良いという事
土台をどうするか
中にフードを入れるケースで適当な大きさのものがあるか
ブログやツイッターで情報を募集していたのをご存知の方も多いと思います
試行錯誤を繰り返し
って そんなにたいしたことないのだけど
響き渡るノコギリの音
ご近所の方々に顰蹙を買いながら頑張りました
そしてとうとう
先週完成いたしました次第
「えさ台ミニ」の誕生です
土台のすのこは 5枚打ちから4枚打ちに変更
長さが少し足らないと思ったので板を足して延長してあります
すのこのコストも1280円から480円に下がりました
幅は すのこの幅で決まってしまいますので
どうしてもそれに合うケースが必要だったのです
しかし皆さんのおかげで
20個買えば1つあたり291円という低コストでケースが見つかりました
隙間も猫が通れるいい感じですよ
さすがに小さい
まるでも はみ出るくらい
ここはやはり あの子でテストしなければいけないでしょうね(笑)
あの子でOKならほとんどの猫は大丈夫になりますからね
その前に大きさ比較
「えさ台ミニ」「えさ台」 小さくなったでしょう?
脚は共通で使うことも出来ますが
ミニ用も作ろうかなと思っています
現在 協力していただいている方にも発注済ですよ
このサイズならココアにでも5台は積めます
・・・・・気になっているでしょう?
ぶら下がっているもの(笑)
「えさ台」の心配は
ここに餌があることを猫が気付いてくれるかに尽きます
で これです
マタタビの木をぶら下げてあります
風で ゆーらゆーら揺れている物体
猫ちゃんなら気になってしょうがないはず
しかもそれがマタタビだなんて!
しばらく遊び
おや 上にも上がれそうだな どれどれ
あらー煮干発見! (いつもパラパラと奥に置いてある)
と 子供並みの発想でつけてみました
現在 最長2週間放置して
3匹くらいの猫が来ていても
2.5キロのフードが全部無くなることはありませんでした
ならば1個入ればいいと判断
これで様子を見て
もし たくさんの猫がいる場所で
足りなくなったならスタンダード「えさ台」に切り替えるということを考えています
この時は監視カメラや 現場の状況を見て
野生動物が食べていないことを確認しながら進めます
さて
きしむ 波板
とらちゃんの登場
封は切っていませんが実際にフードを入れています
さあ
はたして とらちゃんは入れるのか
すんなり入れましたわ
こりゃすんなり過ぎる
もう少し狭くした方がいいのかな
上部は猫が通れるほどのスペースはありません
なんか誇らしげ
あら まったりしだしました
そうなんです
実は天井が低い分 幅が狭い分
食べやすいように奥のスペースは十分に取ってあるのです
しばらく このまま
居心地が良いようです
大きい とらちゃんでも こんな感じ
小さい子なら ゆったりサイズのスペースです
うっ
とらが動き出しました
ガサガサしています
そういえば とらは餌が入っている袋は知っているのだった
あーー!
とらみたいな猫なら
いちいち封を切らなくても大丈夫ですね
実際 福島でも自分で開けた子もいたと思います
野生動物かもしれないけれど・・・
お腹は膨れていたので
途中で諦めて出てきました
というわけで
使えることが分かった
「えさ台ミニ」
デビューさせますね
また監視カメラ映像で紹介したいと思います
今回 「えさ台ミニ」4台
スタンダード「えさ台」1台
設置してきました
まだまだテスト段階ですが
「えさ台」シリーズを あたたかく見守っていただけたらと思います
どうぞよろしくお願いしますね